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日経平均は351円安と6日ぶり大幅反落、米株安で売り優勢―銀行など広範に下げる=10日前場
2023-03-10 11:51:00.0
10日前場の日経平均株価は前日比351円57銭安の2万8271円58銭と6営業日ぶりに大幅反落。朝方は、9日の米国株式市場で主要3指数が大幅に下落した流れを受け、広範囲に売りが先行した。前日に5連騰した反動もあり、先物売りを交えて下げ幅を拡大し、一時2万8246円37銭(前日比376円78銭安)まで下押した。その後の戻りは限定され、前引けにかけて安値圏で推移した。日銀金融政策決定会合の結果発表を前に手控え気分が強まった面もある。なお、日銀は前場引け後、現在の金融緩和策を維持すると発表、直後に円安・ドル高に振れるとともに日経平均先物が下げ渋りの動きを示した。
日経平均マイナス寄与度では、ファストリテ<9983>の51円強を筆頭に、ソフバンG<9984>が43円強、ダイキン<6367>が12円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、米金融株安が波及した銀行をはじめ、小売、証券商品先物など30業種が値下がりし、海運、パルプ・紙、ゴム製品の3業種が値上がりした。東証プライム銘柄では、全体の87.3%が下落した。
この日算出の日経平均先物・オプション3月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は2万8377円34銭。東証プライムの出来高は9億2706万株、売買代金は2兆3910億円。騰落銘柄数は値上がり183銘柄、値下がり1602銘柄、変わらず50銘柄。
市場からは「米国株安が利益確定売りのきっかけになった。日銀決定会合を控え、仕掛け売りも出たとみられる。もっとも、無事通過すれば、買い直しの動きが出る可能性がある。東証がPBR(株価純資産倍率)1倍割れを是正するよう求めた点は大きく、相場のサポート要因になる」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、りそなHD<8308>などの銀行株が下落。7&iHD<3382>、イオン<8267>、マツキヨココ<3088>などの小売株も安く、野村<8604>、大和証G<8601>、マネックスG<8698>などの証券商品先物株も軟調。住友不<8830>、菱地所<8802>、東建物<8804>などの不動産株や、エムスリー<2413>、リクルートH<6098>、楽天グループ<4755>などのサービス株も売られた。JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株も値を下げた。
半面、川崎汽<9107>、郵船<9101>などの海運株が堅調。日本紙<3863>、北越コーポ<3865>などのパルプ紙株も高く、浜ゴム<5101>などのゴム製品株も引き締まった。
個別では、鎌倉新書<6184>、ハブ<3030>、スミダ<6817>などが値下がり率上位。半面、凸版<7911>、大日印<7912>、菱洋エレク<8068>などが値上がり率上位。
提供:ウエルスアドバイザー社




