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日経平均は135円高と4日続伸、円安進行で一段高―半年ぶり高値水準=8日後場
2023-03-08 15:19:00.0
8日後場の日経平均株価は前日比135円03銭高の2万8444円19銭と4営業日続伸。22年9月13日(終値2万8614円63銭)以来約半年ぶりの高値水準となる。朝方は、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が7日の上院議会証言で利上げペース加速の可能性を示唆し、米国株式が下落した流れを受け、売りが先行したが、一巡後は円安・ドル高が支えとなり、上げに転じた。戻り売りや利益確定売りに伸び悩む場面もあったが、円安進行とともに一段高となり、後場終盤には2万8469円41銭(前日比160円25銭高)まで上昇した。その後は、大引けにかけて一服商状となった。
日経平均プラス寄与度では、ファーストリテ<9983>が53.9円と大きく、TDK<6762>が8.7円、アドバンテスト<6857>が8.2円と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、陸運、小売、不動産など24業種が値上がりし、鉱業、非鉄金属、石油石炭製品など9業種が値下がりした。東証プライム銘柄では、全体の67.4%が上昇した。
東証プライムの出来高は11億677万株、売買代金は2兆7202億円。騰落銘柄数は値上がり1237銘柄、値下がり521銘柄、変わらず77銘柄。
市場からは「円安をきっかけに先物買いを誘発し、さらに週末SQ(特別清算指数)算出に向けた買いを呼び、上げに拍車を掛けた。いわば、特殊要因であり、円安一服となれば、その反動が出てくるだろう」(銀行系証券)との声が聞かれた。
業種別では、JR東海<9022>、JR西日本<9021>、近鉄GHD<9041>、東急<9005>などの陸運株が堅調。H2Oリテイ<8242>、Jフロント<3086>、三越伊勢丹<3099>などの小売株や、住友不<8830>、三井不<8801>、東急不HD<3289>などの不動産株も高い。ブリヂス<5108>、浜ゴム<5101>などのゴム製品株も引き締まった。大成建設<1801>、清水建設<1803>、鹿島<1812>などの建設株も値を上げた。JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株や、三井倉HD<9302>、上組<9364>などの倉庫運輸関連株も物色された。
半面、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が軟調。住友鉱<5713>、東邦鉛<5707>、日軽金HD<5703>などの非鉄金属株や、コスモエネH<5021>、出光興産<5019>などの石油石炭製品株も安い。マネックスG<8698>、ジャフコG<8595>などの証券商品先物株もさえない。
個別では、冨士ダイス<6167>が3日連続のストップ高となり、インソース<6200>、YACHD<6298>、フィルC<3267>などが値上がり率上位。半面、ファーマF<2929>、円谷FH<2767>、ギフティ<4449>、ステラケミフ<4109>などが値下がり率上位。
提供:ウエルスアドバイザー社




