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国内市況ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=パウエルFRB議長の議会証言や雇用統計控える

2023-03-03 16:31:00.0

予想レンジ:1ドル=135円00銭−140円00銭

 2月27日−3月3日のドル・円は上昇した。週初2月27日は、米1月耐久財受注が市場予想を下回り、重しに。28日はじり高となるも、米2月コンファレンスボード消費者信頼感指数が市場予想に届かず、下押し。3月1日、ドイツの強い物価指標を受けユーロ買い・ドル売りが強まり、ドル・円の下落に波及した。ただ、同日発表の米2月ISM(供給管理協会)製造業景況指数が市場予想を下回ったものの、同仕入れ価格指数が市場予想に反し50を上回り、下げ幅を縮小。2日、米10−12月期の単位労働コストが速報値から大幅に上方修正され、ドル・円は一段高となった。

 FRB(米連邦準備制度理事会)の金融引き締め長期化観測は根強く、米長期金利が4%台に乗せる中、ドル・円は当面強含みの推移が予想される。FRB高官の発言に一喜一憂する相場が続いており、目先はパウエルFRB議長の半期に一度の議会証言を見守る展開。同時に、経済指標から米国の足元の景気・インフレ動向を確認し、FRBの利上げペースを探る動きが継続する。議会証言通過後は週末に控える米2月雇用統計が焦点となり、先行指標の米2月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計とともに注目される。パウエルFRB議長のタカ派姿勢や米労働市場の一層の引き締まりが確認されれば、ドル・円を一段と押し上げる可能性がある。

 週末開催の日銀金融政策決定会合には要警戒。黒田東彦総裁のもとで開かれる最後の会合となり、マーケットの一部では退任前にYCC(イールドカーブ・コントロール、長短金利操作)の修正に動くとの思惑もくすぶる。市場では金融機関の年度末に債券市場へ波乱をもたらす決定を下すとは考えにくく、現状の金融政策が維持されるとの見方が大勢だが、サプライズには身構えておきたい。

 ドル・円はチャート上で、上値の重しとなっている200日移動平均線(2日終値基準)の1ドル=137円前半の水準を上抜ければ、140円の大台回復が視野に入る。下方向では、心理的フシとなる135円がサポートライン。

提供:ウエルスアドバイザー社