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国内市況ニュース

来週の日本株の読み筋=景気の先行き懸念と米金融引き締め一服をにらみ揺れ動く可能性も

2023-02-03 16:36:00.0

 来週(6−10日)の東京株式市場は、景気の先行き懸念と米金融引き締め一服をにらみ揺れ動く可能性がある。3日の日経平均株価は3日続伸し、2万7509円(前日比107円高)引けと約1カ月半ぶりに2万7500円台を回復した。米国の利上げ打ち止め期待が補強されことでハイテク株などが好転し、全体相場を支えた。一方、足元の企業決算は日米ともに不安材料を残し、景気後退への警戒感が増せば、相場の重しとなる。

 日米ともに株価指数が堅調な背景には、FRB(米連邦準備制度理事会)のインフレ対策一巡に伴う米長期金利の低下がある。直近1日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では政策金利の引き上げ幅が0.25%と前回(0.5%)から縮小。市場は年内にも当局が利下げに転じる可能性を織り込み始めた様子だ。

 もっとも、米国ではアップルやアマゾン・ドットコム、グーグルを擁するアルファベットといったいわゆる「GAFA」企業の収益が市場予想を下ブレした。インテルも22年10−12月に最終赤字に落ち込むなど、巨大IT企業が低迷している。昨年から大規模なリストラが相次ぎ、経済は減速感を強めている。日本では2日までに、TOPIX(東証株価指数)採用の3月期企業のおよそ3分の1が22年10−12月業績を開示。金融業など一部業種を除く純利益の合計は円高の影響もあり前年同期比6%のマイナスとなった。今後発表される決算も厳しい事業環境を反映する公算がある。

 スケジュール面では、国内で7日に22年12月の家計調査と景気動向指数、8日に1月景気ウオッチャー調査、9日に1月工作機械受注(速報値)が発表され、10日には注目の日銀新総裁の人事案が国会に提出されるとみられる。海外では7日に米22年12月貿易収支、バイデン米大統領の一般教書演説がある。10日には米2月ミシガン大学消費者マインド指数、中国の1月CPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)が控える。

提供:モーニングスター社