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日経平均は91円高と続伸、米株高支えに買い先行―下げ転換後に持ち直す=30日前場
2023-01-30 11:51:00.0
30日前場の日経平均株価は前週末比91円19銭高の2万7473円75銭と続伸。朝方は、前週末の米国株高を支えに買いが先行した。いったん下げに転じた後、株価指数先物買いを交えて切り返し、一時2万7486円42銭(前週末比103円86銭高)まで上昇した。その後、再度マイナス圏入りする場面もあったが、買い気は根強く持ち直し、前引けにかけて高値圏で推移した。ただ、本格化する決算発表をにらみ、心理的なフシ目となる2万7500円手前では買いが鈍った。
なかで、日経平均プラス寄与度上位にはファナック<6954>、信越化<4063>、東エレク<8035>など値がさ株のハイテク株や半導体関連株が並んだ。東証業種別株価指数(全33業種)では、化学、精密など19業種が値上がりし、鉄鋼、保険など14業種が値下がりした。東証プライプ銘柄では、全体の6割超が上昇した。
東証プライムの出来高は5億483万株、売買代金は1兆2733億円。騰落銘柄数は値上がり1180銘柄、値下がり556銘柄、変わらず98銘柄。
市場からは「日経平均2万7500円をにらみ、居心地の良い水準だ。下がれば押し目買いが入るが、上がれば戻り売りが出てくる。主要企業の決算を見たいし、FOMC(米連邦公開市場委員会、1月31日−2月1日開催)の結果も見極めたいしで、ここで大きく動けというのが無理な話だ」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、資生堂<4911>、日東電工<6988>、日産化学<4021>などの化学株が堅調。HOYA<7741>、トプコン<7732>、テルモ<4543>などの精密株も高く、SMC<6273>、荏原<6361>、DMG森精機<6141>などの機械株も買われた。JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株も引き締まり、ヤマトHD<9064>、SGHD<9143>、セイノーHD<9076>などの陸運株も値を上げた。ニッスイ<1332>、雪国まいたけ<1375>などの水産・農林もしっかり。
半面、日本製鉄<5401>、冶金工<5480>、中山鋼<5408>などの鉄鋼株が軟調。SOMPOH<8630>、東京海上<8766>、MS&AD<8725>などの保険株も売られ、電通グループ<4324>、オリエンタルランド(OLC)<4661>、楽天グループ<4755>などのサービス株も安い。
個別では、TOB(株式公開買い付け)対象の兼松エレク<8096>(監理)がストップ高カイ気配となり、アジアパイル<5288>、イントラスト<7191>、モバファク<3912>などが値上がり率上位。半面、M&ACH<2127>がストップ安となり、ベステラ<1433>、PI<4290>、Casa<7196>がなどが値下がり率上位。
提供:モーニングスター社




