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日経平均は264円安と大幅続落、円高で輸出関連株に売り先行―銀行などの下げも目立つ=16日前場
2023-01-16 11:56:00.0
16日前場の日経平均株価は前週末比264円14銭安の2万5855円38銭と大幅続落。朝方は、売りが先行した。米利上げペースの減速観測と日銀の緩和修正思惑を背景に1ドル=127円台へと円高・ドル安が進み、輸出関連株の重しとなった。日経平均は下げ幅を広げ、前場の早い段階で2万5748円10銭(前週末比371円42銭安)まで下落した。いったん下げ渋り、一時2万5938円04銭(同181円48銭安)まで引き戻す場面もあったが、戻りは限定され、前引けにかけてもみ合い商状となった。
なかで、日経平均寄与度の大きいファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフバンG<9984>がマイナス寄与度上位に並んだ。半面、エーザイ<4523>、花王<4452>、エムスリー<2413>などディフェンシブ銘柄がプラス寄与度上位に浮上した。一方、東証業種別株価指数(全33業種)は24業種が下落した。前週末にかけて人気化した反動で銀行の下げが目立ち、精密、機械、電機などの輸出セクターが値下がり率上位に入った。東証プライム銘柄では全体の59%が値下がりした。
東証プライムの出来高は5億9332万株、売買代金は1兆3624億円。騰落銘柄数は値上がり663銘柄、値下がり1077銘柄、変わらず95銘柄。
市場からは「円高をにらみ、輸出関連企業の業績下ブレ懸念を織り込みに行っている最中だ。ただ、今晩のNY市場が休場で不安心理につけ込む外国人投資家は少ないとみられ、この程度の下げで済んでいるように思う。とにかく日銀の金融政策決定会合(17、18日開催)を通過するまでは、辛抱するしかない」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、りそなHD<8308>などの銀行株が下落。川崎汽<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株も軟調。フジクラ<5803>、邦チタ<5727>、住友鉱<5713>などの非鉄金属株や、板硝子<5202>、東海カーボン<5301>、TOTO<5332>などのガラス土石株も安い。オリンパス<7733>、HOYA<7741>、セイコーG<8050>などの精密株値を下げ、7&iHD<3382>、イオン<8267>、三越伊勢丹<3099>などの小売株もさえない。ダイキン<6367>、コマツ<6301>、三菱重工<7011>などの機械株や、ファナック<6954>、TDK<6762>、京セラ<6971>などの電機株も売られた。
半面、東レ<3402>、ゴールドウイン<8111>などの繊維製品株が堅調。出光興産<5019>、コスモエネH<5021>などの石油石炭製品株も値を上げた。レンゴー<3941>、大王紙<3880>などのパルプ・紙株も高く、エムスリー<2413>、サイバー<4751>、楽天グループ<4755>などのサービス株も買われた。
個別では、デンカ<4061>、北の達人<2930>、イオンファン<4343>、大豊建設<1822>などが値下がり率上位。半面、TOB(株式公開買付け)対象のりらいあ<4708>(監理)や、モリト<9837>がストップ高カイ気配となり、東名<4439>、セラク<6199>が一時ストップ高。
提供:モーニングスター社




