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日経平均は305円安と大幅に3日続落、欧米株安で売り優勢―値がさ株中心に軟調も銀行株高い=19日前場
2022-12-19 11:49:00.0
19日前場の日経平均株価は前週末比305円83銭安の2万7221円29銭と大幅に3営業日続落。朝方は、前週末16日の欧米株安を受け、売り優勢で始まった。欧米株式市場ともに利上げ継続による景気減速懸念が根強く主要株価指数が3日続落。日経平均も下げ基調となり、一時2万7165円78銭(前週末比361円34銭安)まで下落した。その後下げ渋る場面もあったが、戻りは限定され、前引けにかけて上値の重い動きとなった。
なかで、日経平均寄与度の高いファストリテ<9983>や東エレク<8035>など値がさ株中心に軟調となり、指数を圧迫した。一方、「2%の物価目標実現を明記した政府と日銀による共同声明の見直し論が浮上」との報道を受け、現行の大規模緩和が修正されるとの思惑から、運用環境の改善が期待された銀行株の上げが目立った。
東証プライムの出来高は5億1188万株、売買代金は1兆2646億円。騰落銘柄数は値上がり824銘柄、値下がり909銘柄、変わらず105銘柄。
市場からは「欧米景気に対する不安感は根強いようで、クリスマス休暇入りを前に海外短期筋の売りが続いている。ただ、売りたい人は相当程度売った感じがする。200日移動平均線の攻防戦だが、これより下は押し目買いが入りやすいとみている」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が下落。テルモ<4543>、オリンパス<7733>、HOYA<7741>などの精密株や、第一三共<4568>、アステラス薬<4503>、塩野義薬<4507>などの医薬品株も安い。トヨタ<7203>、日産自<7201>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株も売られた。出光興産<5019>、ENEOS<5020>、コスモエネH<5021>などの石油石炭製品株もさえず、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、東芝<6502>などの電機株も軟調。三井不<8801>、菱地所<8802>、住友不<8830>などの不動産株も値を下げた。
半面、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、りそなHD<8308>、千葉銀<8331>などの銀行株が上昇。レンゴー<3941>、北越コーポ<3865>などのパルプ紙も高い。ソフトバンク<9434>、KDDI<9433>、ネクソン<3659>などの情報通信株も引き締まった。
個別では、Gunosy<6047>、プロレドP<7034>、ティーガイア<3738>、イーソル<4420>などが値下がり率上位。半面、JTEC<3446>、三信電気<8150>、丸文<7537>、アツギ<3529>などが値上がり率上位。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、26業種が下落した。
提供:モーニングスター社




