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日経平均431円安と大幅続落、欧米株の急落でリスク回避の売り先行―前引けにかけ安値圏推移=16日前場
2022-12-16 11:53:00.0
16日前場の日経平均株価は前日比431円04銭安の2万7620円66銭と大幅続落。朝方は、15日の欧米株式の急落を受け、リスク回避の売りが先行した。欧州株式市場では、ECB(欧州中央銀行)がタカ派的な方針を示し、主要指数が軒並み下落。米国株式市場では、米11月小売売上高が市場予想よりも弱く、景気悪化への警戒感から主要3指数が大きく値を下げた。日経平均も下げ幅を拡大し、先物売りを交えて前場終盤には2万7582円37銭(前日比469円33銭安)まで下押した。その後の戻りは鈍く、前引けにかけて安値圏で推移した。
なかで、指数寄与度の高いファーストリテ<9983>やソフバンG<9984>が値を下げ、東エレク<8035>など値がさハイテク株中心に広範囲に売られた。一方、銀行・保険などの金融株や、海運株、不動産株などは堅調だった。
東証プライムの出来高は5億2879万株、売買代金は1兆3724億円。騰落銘柄数は値上がり608銘柄、値下がり1122銘柄、変わらず109銘柄。
市場からは「表向きは、欧米の金融引き締めによる景気悪化を懸念した格好だが、日本時間今晩の米国株式市場でのクアドルプルウィッチング(日本のメジャーSQ<特別清算指数>拡大版に相当)を前にして、短期筋の仕掛け売りが入りやすかったようだ。来週は短期筋もクリスマス休暇入りとなり、相場は落ち着きを取り戻してくるのではないか」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>などの電機株が下落し、HOYA<7741>、ニコン<7731>、島津製<7701>などの精密株も軟調。ダイキン<6367>、三菱重工<7011>、日立建機<6305>などの機械株や、ソフバンG<9984>、ZHD<4689>、NTTデータ<9613>などの情報通信株も売られた。信越化<4063>、住友化<4005>、三菱ケミG<4188>などの化学株や、住友鉱<5713>、東邦鉛<5707>、三菱マテリアル<5711>、大阪チタ<5726>などの非鉄金属株も安い。オリックス<8591>、クレセゾン<8253>などのその他金融株も値を下げた。
半面、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、千葉銀行<8331>などの銀行株が堅調。川崎汽<9107>、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株も高く、三井不<8801>、東急不HD<3289>などの不動産株や、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>などの保険株も引き締まった。
個別では、マイネット<3928>、ビーロット<3452>、レーザーテク<6920>、エニグモ<3665>などが値下がり率上位。半面、Gunosy<6047>がストップ高となり、CYBOZU<4776>、パーク24<4666>、アスクル<2678>などが値上がり率上位。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、27業種が下落した。
提供:モーニングスター社




