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日経平均は163円安と3日続落、米株安で売り先行に2万8000円割れ=29日前場
2022-11-29 11:52:00.0
29日前場の日経平均株価は前日比163円01銭安の2万7999円82銭と3営業日続落。取引時間中での2万8000円割れは21日以来5営業日ぶり。中国での「ゼロコロナ」政策に伴うリスクや米金融引き締めへの警戒感から、28日の米国株式が下落。この流れを受け、広範囲に売りが先行し、前場の早い段階で2万7899円98銭(前日比262円85銭安)まで下落した。一巡後は、押し目買いや買い戻しに下げ幅を縮小し、一時2万8055円91銭(同106円92銭安)まで引き戻した。ただ、買いは続かず、その後は上値の重い動きとなった。なかで、半導体関連や電子部品など値がさハイテク株中心に安く指数を圧迫した。一方で保険、銀行の金融セクターなどは高かった。
東証プライムの出来高は5億6829万株、売買代金は1兆3603億円。騰落銘柄数は値上がり433銘柄、値下がり1338銘柄、変わらず64銘柄。
市場からは「朝方は売り優勢だったが、日経平均2万8000円割れ水準では買いが入りやすいようだ。企業業績は悪くなく、バリュエーション(企業価値評価)も低い。ただ、国内に手掛かり材料はなく、外部環境が改善するまでは売り物をこなしがら下値を固める展開になるとみられる」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、LIXIL<5938>、SUMCO<3436>などの金属製品株が軟調。日産自<7201>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株や、ダイキン<6367>、クボタ<6326>、日精工<6471>などの機械株も安い。東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、TDK<6762>、日電産<6594>などの電機株も売られた。エーザイ<4523>、住友ファーマ<4506>などの医薬品株も値を下げ、ブリヂス<5108>、三ツ星ベルト<5192>などのゴム製品株もさえない。
半面、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>、T&DHD<8795>などの保険株や、三菱UFJ<8306>、りそなHD<8308>、みずほ<8411>などの銀行株が堅調。JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株も引き締まった。
個別では、多木化学<4025>、理計器<7734>、ジャステック<9717>、ファーストブラザーズ<3454>などが値下がり率上位。半面、ベクトル<6058>、オロ<3983>、フィックスターズ<3687>、イトーキ<7972>などが値上がり率上位。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、27業種が下落した。
提供:モーニングスター社




