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日経平均754円高と3日ぶり大幅反発、米利上げ減速期待で買い優勢、2万8000円超える=11日前場
2022-11-11 11:49:00.0
11日前場の日経平均株価は前日比754円65銭高の2万8200円75銭と3日ぶりに大幅反発。取引時間中で2万8000円を超えるのは9月14日以来約2カ月ぶりとなる。朝方は、買い優勢で始まった。10日発表の米10月CPI(消費者物価指数)が市場予想を下回り、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げペースの減速が期待され、米国株式が急反発。これを受け、先物買いを交えて上げ幅を拡大し、一時2万8329円54銭(前日比883円44銭高)まで上昇した。その後は、利益確定売りに伸び悩んだが、下値は限定され、引けにかけて2万8200円近辺で推移した。
なお、この日算出の日経平均先物ミニ・オプション11月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は2万8225円86銭。東証プライムの出来高は9億5138万株、売買代金は2兆7742億円。騰落銘柄数は値上がり1222銘柄、値下がり549銘柄、変わらず63銘柄。
市場からは「米CPIの鈍化効果が株高となって表面化した。先行き米金利の低下が見え、バリュエーション(企業価値評価)が拡大し、手がけやすくなってきた。下値は固まり、上値余地を探りに行く可能性が出てきたのはないか」(中堅証券)との声が聞かれた。
物色傾向は、半導体関連やグロース(成長)株がリード役。業種別では、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>などの電機株が上昇。エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>、電通グループ<4324>などのサービス株も高い。資生堂<4911>、富士フイルム<4901>、信越化<4063>などの化学株や、ブリヂス<5108>、TOYO<5105>などのゴム製品株も堅調。ダイキン<6367>、アマダ<6113>などの機械株や、SUMCO<3436>、LIXIL<5938>などの金属製品株も値を上げた。HOYA<7741>、オリンパス<7733>、島津製<7701>などの精密株も買われた。
半面、JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株が軟調。マルハニチロ<1333>、サカタのタネ<1377>などの水産農林株も安く、JR東日本<9020>、JR西日本<9021>、東急<9005>などの陸運株も売られた。
個別では、日医工<4541>、MSJP<6539>がストップ高カイ気配となり、オプトラン<6235>が一時ストップ高。ペプチドリーム<4587>などの上げも目立った。半面、ベネフィット<3934>、アリアケ<2815>、富士石油<5017>、ロート<4527>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、25業種が上昇した。
提供:モーニングスター社




