国内市況ニュース
来週の日本株の読み筋=警戒された米イベント通過、先高意識も
2022-10-14 16:50:00.0
来週(17−21日)の東京株式市場は、先高意識が強まる可能性がある。警戒された米9月CPI(消費者物価指数、現地13日発表)を通過した。市場予想を上回る結果となり、FRB(米連邦準備制度理事会)が大幅利上げを当面続ける観測は揺るがなかったものの、当日の米国市場の反応(NYダウが急落後に急騰し前日比827ドル高)からは、それでもいずれはやってくるインフレのピークアウトと、FRBの緩和転換を先取りし始めたかに見える。
来週は金融機関を含む米国企業の決算発表が多く、17日にはバンク・オブ・アメリカ、18日はゴールドマン・サックスやネットフリックス、19日にテスラ、21日にアメリカン・エキスプレスなどが控える。日本でも10月下旬から本格化する7−9月決算を見据え、業績相場の色合いが濃くなりそうだ。円安やリオープン(経済活動再開)の恩恵を受けるものを中心に、上方修正期待の銘柄に資金が向かいやすくなる可能性がある。
スケジュール面では、国内で20日に9月貿易統計、21日に9月消費者物価指数が発表される。海外では18日に中国7−9月期GDP、中国9月工業生産、中国9月小売売上高、中国9月都市部固定資産投資、独10月ZEW景況感指数、米9月鉱工業生産・設備稼働率、19日に米9月住宅着工件数、20日に米9月中古住宅販売件数などが明らかにされる。
14日の日経平均株価は5営業日ぶりに大幅反発し、2万7090円(前日比853円高)引けとなった。13日の米国株高を好感し、買い戻し主導で上伸し、心理的な節目となる2万7000円を1週間ぶりに回復した。チャート上では、25日移動平均線(2万7148円)をはじめ、200日線や26週線(2万7266円)、75日線(2万7464円)などが控えており、まずはこれら上値抵抗線を払しょくできるかが注目される。
提供:モーニングスター社




