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来週の日本株の読み筋=ジャクソンホール会議へ向け警戒感も
2022-08-19 16:40:00.0
来週(22−26日)の東京株式市場では、米ワイオミング州の避暑地ジャクソンホールで行われる経済会議「ジャクソンホール会議」(25−27日)へ向けて警戒感が高まる可能性がある。注目されるパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演は26日に予定され、金融政策の中期的な方向性に言及することが想定されている。
ジャクソンホール会議は過去にも相場に大きな影響を与えてきた。今回も、インフレを背景にタカ派色が強いスピーチとなれば、マーケットを取り巻く楽観の瓦解につながりかねない。一方でパウエル議長の発言が、積極的にリスクを取る買い方にとって想定線の内容に終始した場合、いわゆる「パウエル・プット」がさく裂するだろう。
現段階でジャクソンホール会議を正確にプレビューすることは困難だが、警戒ムードが先行する可能性は否定できない。特に直近大きく上昇した銘柄が多いグロース(成長)株は、パウエル議長の講演が近づくにつれて波乱含みとなる展開にも備えたい。
スケジュール面では、国内で25日に7月企業向けサービス価格指数、26日に8月東京都区部消費者物価が発表される。海外では23日に米7月新築住宅販売件数、24日に米7月耐久財受注と7月中古住宅販売仮契約、25日にドイツ8月Ifo景況感指数、26日に米7月個人所得・個人支出などが明らかにされる。
なお、19日の日経平均株価は小幅続落し、2万8930円(前日比11円安)引けとなった。朝方は、18日の欧米株高を受け、買い先行となり、寄り付き後まもなく上げ幅は200円を超えた。ただ、短期的な過熱感から利益確定売りも出やすく、買い一巡後はいったん下げに転じた。その後、再度プラス圏に持ち直す場面もあったが、利益確定売りに抑えられ、大引けにかけて小安い水準で停滞した。市場では、「決算が終了し、来週はジャクソンホール会議を控え、ヤル気は出ないが、当面は値固めか」(中堅証券)との声が聞かれた。
提供:モーニングスター社




