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日経平均は239円安と5日ぶり大幅反落、東エレクやソフバンGの株価下落が重し=9日前場
2022-08-09 11:44:00.0
9日前場の日経平均株価は前日比239円89銭安の2万8009円35銭と5営業日ぶりに大幅反落。朝方は、8日の米国株式が高安まちまちの中、小安く始まった後、小幅高に転じる場面もあったが、もまなく軟化した。特に指数寄与度が高く、第1四半期(22年4−6月)の連結決算で2ケタ減益の東エレク<8035>や、巨額最終赤字(IFRS基準)のソフバンG<9984>の株価下落が重しとなった。決算不振銘柄中心に売られ、下げ幅を拡大し、一時2万7976円45銭(前日比272円79銭安)まで下落した。その後の戻りは鈍く、前引けにかけて安値圏で推移した。なお、上記2銘柄の指数マイナス寄与度は203円強に達した。
東証プライムの出来高は5億8451万株、売買代金は1兆5718億円。騰落銘柄数は値上がり555銘柄、値下がり1203銘柄、変わらず79銘柄。
市場からは「不調決算が嫌気されている。欧米景気が減速・悪化する中、日本企業だけが無傷ではいられない。日経平均はほぼピーク水準まで戻ってきただけに、ここからは下ブレリスクが意識される。10日発表の米7月CPI(消費者物価指数)を受けて米国株が調整する可能性がある」(銀行系証券)との声が聞かれた。
業種別では、住友ゴム<5110>、浜ゴム<5101>などのゴム製品株が下落。東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソニーG<6758>、などの電機株や、トヨタ<7203>、いすゞ<7202>、デンソー<6902>などの輸送用機器株も売られた。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、三住トラスト<8309>などの銀行株や、伊藤忠<8001>、丸紅<8002>、住友商<8053>などの卸売株も軟調。東海カーボン<5301>、太平洋セメ<5233>、TOTO<5332>などのガラス土石株や、王子HD<3861>、日本紙<3863>、レンゴー<3941>などのパルプ紙株もさえない。ソフバンG<9984>、NTT<9432>、KDDI<9433>などの情報通信株も値を下げた。
半面、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が堅調。商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株や、出光興産<5019>、コスモエネH<5021>などの石油石炭製品株も高い。オリンパス<7733>、島津製<7701>などの精密株も買われた。マルハニチロ<1333>などの水産農林株や、デサント<8114>などの繊維製品株も値を上げた。
個別では、エンシュウ<6218>、オプテクスG<6914>、日製鋼<5631>、メルカリ<4385>、ロードスター<3482>などの下げが目立った。半面、LITALICO<7366>がストップ高となり、デサント<8114>、トレンド<4704>、セレス<3696>、NISSHA<7915>、三井松島HD<1518>などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、24業種が下落した。
提供:モーニングスター社




