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日経平均は269円高と大幅に3日続伸、参院選での自民大勝で買い先行、一巡後は伸び悩む=11日前場
2022-07-11 11:42:00.0
11日前場の日経平均株価は前週末比269円81銭高の2万6787円00銭と大幅に3営業日続伸。朝方は、買い優勢で始まった。前週末の米国株式は高安まちまちながら、10日投開票の参議院選挙で自由民主党が単独で改選過半数を確保する大勝を収め、好感された。先物買いを交えて上げ幅を拡大し、一時2万7062円17銭(前週末比544円98銭高)まで上昇する場面があった。一巡後は、戻り売りや利益確定売りに押され、前場終盤にかけて伸び悩んだ。時間外取引で米株価指数先物が安く、中国・上海総合指数や香港ハンセン指数の下げも重しとして意識された。
東証プライムの出来高は5億8665万株、売買代金は1兆3890億円。騰落銘柄数は値上がり1545銘柄、値下がり247銘柄、変わらず46銘柄。
市場からは「米株先物安などをにらみつつ、1ドル=137円台突入のタイミングで売り仕掛けが入ったのではないか。日経平均2万7000円では利食い売りが出やすく、自民党の大勝でちょっと浮かれすぎた面もある。決算前で米6月CPI(消費者物価)などのイベントを控え、買いに腰が入らない」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、HOYA<7741>、オリンパス<7733>、シチズン時計<7762>などの精密株が堅調。INPEX<1605>、三井松島HD<1518>などの鉱業株も高い。第一三共<4568>、中外薬<4519>、塩野義薬<4507>などの医薬品株や、出光興産<5019>、コスモエネH<5021>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株も値を上げた。東京海上<8766>、SOMPOH<8630>、第一生命HD<8750>などの保険株や、住友不<8830>、三井不<8801>、東急不HD<3289>などの不動産株も引き締まった。日産自<7201>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株や、京急<9006>、東急<9005>、京王<9008>などの陸運株も買われた。
半面、繊維製品株では、東レ<3402>が急落し、東洋紡<3101>も安い。商船三井<9104>、川崎汽<9107>、郵船<9101>などの海運株もさえない。
個別では、日本通信<9424>、マニー<7730>、WDB<2475>、新日科学<2395>、大黒天<2791>などの上げが目立った。半面、SHIFT<3697>、ワキタ<8125>、JMDC<4483>、メドピア<6095>、Sansan<4443>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、31業種が上昇した。
提供:モーニングスター社




