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来週の日本株の読み筋=FOMC控え警戒感も円安やリオープンの本格化が下支えか
2022-06-10 16:30:00.0
来週(13−17日)の東京株式市場は、現地14−15日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、警戒が広がりやすい一方、円安やリオープン(経済活動再開)の本格化が下値を支えそうだ。
今回のFOMC自体は、既に0.5%の利上げがアナウンスされているため関心は比較的薄い。それでも仕掛けの材料にならないとは限らない。また、FOMC通過後はFRB(米連邦準備制度理事会)高官の発言も意識されやすく、最大の焦点である9月会合をめぐる強弱感に金融市場は神経質になりそうだ。
一方、日米の金利差拡大を見越したドル・円の急伸により、東京市場には半ば機械的に海外勢の資金が流入。日経平均株価は9日に一時2万8389円まで上昇し、3月戻り高値2万8338円を上抜く場面もあった。円安は輸出企業の交易条件にプラスに働くだけではなく、テクニカルに日本株のドル建て価格を目減りさせる。このため、グローバル投資家はポートフォリオの比率を維持するために買い増しに動く傾向がある。世界的にリスク許容度が広がりにくい恐れもあるが、円安の環境下では相対的に底堅いと考えられる。
また、日本はようやくアフターコロナの局面を迎えており、人流や消費の回復、外国人観光客の受け入れ規制緩和といった動きが加速している。高い内閣支持率で臨む参院選を前に、物色の手掛かりと言う観点でも優位性があると言える。
スケジュール面では、国内で13日に4−6月期法人企業景気予測調査、15日に4月機械受注、16日に日銀金融政策決定会合(17日まで)、5月貿易統計、17日に黒田日銀総裁会見が予定されている。海外では14日に独6月ZEW景況感指数、米5月生産者物価、FOMC(15日まで)、15日に中国5月工業生産、中国5月小売売上高、中国5月都市部固定資産投資、米5月小売売上高、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長会見(経済見通し発表)、16日に米5月住宅着工件数、17日に米5月鉱工業生産・設備稼働率などがある。
提供:モーニングスター社




