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来週の日本株の読み筋=戻り継続期待の一方でメジャーSQ、米CPI控えて不安定化も
2022-06-03 16:52:00.0
来週(6−10日)の東京株式市場では、戻り相場の継続が期待される一方、メジャーSQ、米CPI控えて不安定化する可能性もある。
3日の日経平均株価は大幅反発し、累積出来高の多い2万7500円のハードルを越え、終値は2万7761円(前日比347円高)と2カ月ぶりの高値水準に浮上した。米雇用指標が市場予想を下回り、過度な金融引き締めへの警戒感が後退し、前日の米国株式が大幅反発した流れを好感した。テクニカル面では、昨年9月の高値(3万795円)を起点とする下げのトレンドラインを突破したことにより、上げ潮ムードが醸成されつつあり、関門の200日移動平均線(2万7940円)奪回へのトライが注目される状況と言えよう。
もっとも、依然として騰勢の強い原油先物相場を踏まえると、FRB(米連邦準備制度理事会)が一段とタカ派に傾斜する余地も潜在する。米長期金利が上昇することで、リスクオフが再燃する可能性がぬぐえない。こうした中、来週末10日には米5月消費者物価(CPI)を控える。前回4月分は市場予想を上回る伸びを示し、日経平均は結果的に5月12日の安値(2万5688円)につながった。5月分の米CPIの市場予想はコアベースで前年同月比プラス5.9%、前月比プラス0.4%。結果は見極めにくいが、今回も発表に不安が先だち、リスク許容度を狭める恐れがある。
また、10日は日経平均先物・オプション6月限のメジャーSQ日に当たる。前回3月のメジャーSQでは当該週(3月7−11日)が荒い値動きとなり、日経平均は週半ばに安値(2万4681円)を形成した経緯があり、米CPIを前にした売り仕掛けにも注意を払う必要がある。
なお、スケジュール面では、国内で7日に4月家計調査、4月景気動向指数、8日に5月景気ウオッチャー調査が発表される。海外では7日に米4月貿易収支、9日に中国5月貿易収支、ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)、10日に中国5月生産者物価、中国5月消費者物価、米5月消費者物価などが予定されている。
提供:モーニングスター社




