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日経平均は299円高と大幅反発、米国株高で買い先行、2万7500円超え2カ月ぶり高値水準=3日前場
2022-06-03 11:43:00.0
3日前場の日経平均株価は前日比299円35銭高の2万7713円23銭と大幅反発。心理的なフシ目となる2万7500円を超え、取引時間中では4月5日(高値2万7965円94銭)以来約2カ月ぶりの高値水準となる。朝方は、買いが先行した。米雇用指標が市場予想を下回り、過度な金融引き締めへの警戒感が後退し、2日の米国株式が3日ぶりに大幅反発。この流れを受け、先物買いを交えて上げ幅を拡大し、前場の早い段階で2万7776円33銭(前日比362円45銭高)まで上昇した。一巡後は、利益確定売りに伸び悩み、一時2万7614円86銭(同200円98銭高)まで押し戻された。ただ、売りは続かず、その後は持ち直しの動きとなった。
東証プライムの出来高は5億6673万株、売買代金は1兆4150億円。騰落銘柄数は値上がり1023銘柄、値下がり733銘柄、変わらず81銘柄。
市場からは「投資主体別で外国人投資家の先物買いが目立つ。CTA(商品投資顧問業者)がロングを積み上げているとみられ、日経平均2万8000円や、3月高値(2万8338円)が意識される。米金融引き締めへの警戒感が後退するなど落ち着きを取り戻しつつあるようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が上昇。オリンパス<7733>、テルモ<4543>、HOYA<7741>など精密株や、住友鉱<5713>、邦チタ<5727>、大阪チタ<5726>などの非鉄金属株も高い。エムスリー<2413>、リクルートH<6098>、楽天グループ<4755>などのサービス株や、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、TDK<6762>などの電機株も買われた。ファーストリテ<9983>、良品計画<7453>、ユナイテッドアローズ<7606>などの小売株も堅調。東海カ<5301>、AGC<5201>、板硝子<5202>などのガラス土石株や、SUMCO<3436>、ノーリツ<5943>などの金属製品株も引き締まった。
半面、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>、T&DHD<8795>などの保険株が軟調。ANA<9202>、JAL<9201>などの空運株や、トヨタ<7203>、マツダ<7261>、デンソー<6902>などの輸送用機器株も売られた。クレセゾン<8253>、オリックス<8591>などのその他金融株や、三井不<8801>、菱地所<8802>、東急不HD<3289>などの不動産株も安い。ブリヂス<5108>、住友ゴム<5110>などのゴム製品株もさえない。
個別では、日水薬<4550>、アステリア<3853>、GMOGHD<3788>、SREHD<2980>、Wismet<9260>などの上げが目立った。半面、カプコン<9697>、三井松島HD<1518>、飯野海<9119>、JTEC<3446>、日空ビル<9706>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、17業種が上昇した。
提供:モーニングスター社




