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日経平均は89円安と3日ぶり反落、利益確定売り続き上値重い、海運株や不動産株など軟調=31日後場
2022-05-31 15:21:00.0
31日後場の日経平均株価は前日比89円63銭安の2万7279円80銭と3営業日ぶりに反落。朝方は、きのう大幅続伸した反動で売りが先行したが、上げに転じる場面もあった。30日の米国市場は休場ながら、日本時間31日朝の時間外取引での米株価指数先物高が支えとなり、一時2万7463円33銭(前日比93円90銭高)まで値を上げた。ただ、買いは続かず、利益確定売りに再度マイナス圏入りし、一時2万7250円70銭(同118円73銭安)まで値を下げた。その後の戻りは限定され、引けにかけては利益確定売りが続きマイナス圏で上値の重い展開となった。なかで、海運株や不動産株などが軟調だった。
MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数銘柄の定期見直しに伴い、東証プライムの出来高は22億8880万株、売買代金は5兆5088億円と大きく膨らんだ。騰落銘柄数は値上がり589銘柄、値下がり1184銘柄、変わらず64銘柄。
市場からは「きのうの大幅高(日経平均で587円高)で利益確定売りが出やすいが、その割には頑張っている。昨年9月高値を起点に下降中の上値抵抗ラインを上抜けば、敬意を表して買いを誘発する可能性がある。ただし、買い進む材料には乏しく、上値では戻り売りへの警戒感も出てくる」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、川崎汽<9107>、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株が下落。住友不<8830>、三井不<8801>、東建物<8804>などの不動産株も安い。ANA<9202>、JAL<9201>などの空運株もさえない。東ガス<9531>、中部電力<9502>、中国電力<9504>などの電気ガス株や、任天堂<7974>、アシックス<7936>などのその他製品株も値を下げた。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、京都銀行<8369>などの銀行株や、クレセゾン<8253>、JPX<8697>などのその他金融株も売られた。
半面、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が上昇。SOMPOH<8630>、MS&AD<8725>、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>などの保険株も買われ、コスモエネH<5021>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株も高い。日本製鉄<5401>、丸一管<5463>などの鉄鋼株や、住友ゴム<5110>、ブリヂス<5108>などのゴム製品株も引き締まった。
個別では、シンクロF<3963>、日医工<4541>、EMシステム<4820>、Vキューブ<3681>、いちご<2337>などの下げが目立った。半面、松風<7979>、パイオラクス<5988>、ips<4390>、エスクロAJ<6093>、トーエネク<1946>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、27業種が下落した。
提供:モーニングスター社




