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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=FOMC議事要旨でFRBの金融政策スタンスを確認

2022-11-18 16:50:00.0

予想レンジ:1ドル=137円50銭−142円50銭

 11月14−17日のドル・円は上昇した。週初14日、前週後半に米10月CPI(消費者物価指数)を受け急落した反動が出たものの、ブレイナードFRB(米連邦準備制度理事会)副議長による、近いうちに利上げペースの減速が適切になるとの発言が上値を抑えた。15日、米10月PPI(生産者物価指数)が市場予想を下回り、FRBの利上げペース鈍化観測を強めドル売りに傾いたが、その後は下げ幅を縮める展開に。16日、ポーランドに着弾したミサイルについてバイデン米大統領がロシアから発射された可能性は低いとしたことや、米10月小売売上高が市場予想を上回りドル・円を支えたが、米長期金利の低下が続く中で伸び悩んだ。17日、米セントルイス連銀のブラード総裁のタカ派発言を受け米長期金利が急伸し、ドル・円を押し上げた。

 米セントルイス連銀のブラード総裁は現状の政策金利水準がまだ十分に景気抑制的ではないとの見方を示し、米10月CPI発表後に市場で先走り気味に広がった米国の利上げ鈍化観測をけん制する格好となった。ドル・円は引き続きFRBの金融政策スタンスを探る相場展開を予想。特に11月開催FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨が注目されそうだ。同会合では利上げ幅縮小の可能性が示唆された一方で、パウエルFRB議長が会見でターミナルレート(政策金利の最終到達点)の予測上振れシナリオ等にも言及しており、議事要旨でFOMCメンバーの温度感を測る動きが強まりそう。経済指標では米10月耐久財受注、米10月新築住宅販売件数などが発表予定で、米2年債など複数の国債入札も予定されており、米金利の反応と併せて注意したい。もっとも、米国は週後半に感謝祭を控え、その後ホリデーシーズンに突入することもあり、ポジションを大きく傾ける動きは限られる可能性もある。

 ドル・円はチャート上で、心理的フシとなる1ドル=140円をはさんだもみ合いを予想。上放れるには決定的な材料を欠く半面、日米金利差を背景に底堅い動きが続く見通しで、直近安値137.78円(11月15日)近辺をサポートラインとした推移となりそうだ。

提供:モーニングスター社