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来週の東京外国為替市場見通し=米大幅利上げ継続の公算で、堅調推移か
2022-09-02 17:02:00.0
予想レンジ:1ドル=135円90銭−145円00銭
8月29日−9月2日のドル・円は、上昇した。週明け8月29日は、前週末に行われたジャクソンホール会議でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長のタカ派的な発言の影響が続き、ドル買い・円売り優勢。30日は、米長期金利の低下を背景に、ドル売り・円買いが強まる場面もあったものの、強い米経済指標の結果を受けて、ドル・円は底堅く推移した。31日はリスクオフからドル売り・円買いが先行したが、米長期金利が上昇すると切り返した。1日は、ドル・円が約24年ぶりとなる1ドル=140円台乗せ。強い米経済指標の発表を受け、FRBの金融引き締めスタンスが継続するとの見方が広がった。
まずは、2日に発表される米8月雇用統計に注目が集まる。前月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回るなど強い結果となり、9月FOMC(米連邦公開市場委員会)での大幅利上げ観測が強まった経緯がある。FRBは大幅利上げを継続する姿勢を見せており、指標が強い結果となれば、こうした見方を補強、ドル・円は一段高となる可能性もある。
5日の週の経済指標は、米8月ISM(サプライマネジメント協会)非製造業景況指数、8月JPモルガン・グローバル・コンポジットPMI(購買担当者景気指数)、米7月貿易収支、ベージュブック(米地区連銀経済報告)などが予定さている。結果を受けて、FRBのスタンスに変化があるか見極めたい。
中国では8月貿易収支や8月PPI(生産者物価指数)、8月CPI(消費者物価指数)など重要経済指標の発表がある。世界的な景気減速懸念が増す中、結果には気を配りたい。
ドル・円は140円の大台に乗せたことで、98年8月の高値147円66銭が視界に入ってきたが、まずはフシの145円を上値のメドとする。急激な上昇には当局による介入の可能性もある点には注意が必要。下値メドは13週移動平均線が控える135円90銭近辺。ボラティリティ(変動率)が高まっていることから、レンジを広めに取る。
提供:モーニングスター社




