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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=ジャクソンホール会議通過後も、神経質な展開か

2022-08-26 16:40:00.0

予想レンジ:1ドル=132円60銭−140円00銭

 22−26日のドル・円は、もみ合った。週明け22日は、米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で26日に講演するパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長がタカ派的な姿勢を示すとの警戒感からドル買いが先行。23日は、弱い米経済指標を受けて米景気後退への警戒感からドル売りが優勢となった。24日は、ロシアからのエネルギー供給不安を背景に資源価格が上昇し、インフレが進むとの見方からドル買いに傾いた。25日はパウエル議長の講演を翌日に控え、ポジション調整のドル売りが上値を抑えたが、26日の東京時間は底堅く推移した。

 まずは26日のパウエルFRB議長の講演を確認したい。市場では、タカ派的な姿勢を示すとの見方が広がっており、ある程度は織り込み済みとみられる。講演内容が想定の範囲内と受け止められれば、いったんドル売り・円買いが優勢となりそうだが、下値は限られよう。また、1.00ポイントの利上げや金融引き締めの長期化などを示唆すれば、一時的にドル買いが加速する場面もありそうだ。一方、ハト派色が強いとサプライズとなり、ドル売りが強まる可能性が高い。

 ジャクソンホール会議を通過したあとも、週末の米8月雇用統計を前に神経質な展開が続きそうだ。米7月消費者信頼感指数や米8月ISM製造業景気指数もあり、パウエルFRB議長が講演で示した見通しに沿っているかを見極める必要がある。講演内容が市場の想定通りタカ派的だったとしても、米雇用情勢をはじめ、米経済に弱さがみられるようだと、米景気の減速懸念が高まることになり、ドル・円に下押し圧力がかかる恐れがある。

 ドル・円の上値メドは、140円ちょうど近辺、下値メドは直近安値の132円60銭近辺。パウエルFRB議長の講演内容次第で大きくブレる可能性があるため、レンジを広めに取りたい。

提供:モーニングスター社