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来週の東京外国為替市場見通し=慎重姿勢継続か、薄商いで仕掛け的な売買に注意
2022-08-12 17:45:00.0
予想レンジ:1ドル=130円00銭−137円00銭
8−11日のドル・円は下落した。週明け8日、前週末の米7月雇用統計が強い結果となったことを受けてFRB(米連邦準備制度理事会)による大幅利上げ観測が再燃し、ドル買い・円売りが先行した。ただ、10日に発表を控えた米7月CPI(消費者物価指数)を前に見送りムードが強まり、次第に方向感の乏しい展開に。9日も手控えムードが強く、動意薄となった。10日、米7月CPIが市場予想ほど上昇しなかったことから、FRBが利上げペースを緩めるとの見方が広まって米長期金利が低下。ドル売り・円買いが強まった。翌11日の米7月PPI(生産者物価指数)は市場予想に反して低下したため、ドル売り・円買いが加速したが、調整が急だったほか、12日の東京時間にかけては日本株高が支援材料となって下げ渋った。
米経済指標を受けて米インフレのピークアウト期待が高まっているものの、FRBがインフレ指標として重視しているPCE(個人消費支出)デフレーター(26日発表予定)を確認するまでは慎重な姿勢が続きそう。米経済指標をにらみながら一喜一憂していくことになりそうだ。特に国内外とも夏季休暇のシーズンで市場参加者の減少が見込まれ、短期的には方向感の出にくい展開が予想される。ただ、最近のドル・円は値動きが活発なことから、商いが薄いところで仕掛け的な売り買いが観測されるとブレが大きくなる可能性がある点には注意したい。
15−19日の週は、国内で4−6月期GDP(国内総生産)速報値、米国で7月住宅着工件数、7月鉱工業生産・設備稼働率、7月小売売上高、7月中古住宅販売件数などが注目となる。加えて、中国の7月工業生産や、7月小売売上高などにも関心を払っておく必要がある。
ドル・円の上値メドは、7月下旬の急落前にもみ合った136円台後半。下値メドは心理的フシ目の130円ちょうど近辺。
提供:モーニングスター社




