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来週の東京外国為替市場見通し=米リセッション意識されれば、ドルの重しに
2022-07-29 17:05:00.0
予想レンジ:1ドル=130円00銭−136円60銭
7月25−29日のドル・円は下落した。週明け25日は、ロシアが欧州に対して天然ガスの供給を制限すると発表したことを受けユーロ売りが強まる中、ドルが相対的に買われ、ドル・円は上昇。26日は、FOMC(米連邦公開市場委員会)を前に手控えムードが広がった。27日、FOMCで0.75ポイントの大幅利上げが決まったものの、一部で1.00ポイントの利上げを警戒する向きも根強かったほか、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の今後は利上げペースを緩めることが適切になる旨の発言を受け、ドル売り・円買いが強まった。28日は、米4−6月期GDP(国内総生産)が予想に反しマイナス成長となり機械的に米国が景気後退局面に入ったことから、FRBが利上げペースを緩めるとの見方が広がり、ドル売り・円買いが強まった。週末29日もドル売りの流れが継続した。
米国は機械的な景気後退局面に入ったが、FRBはインフレ抑制のため、今後も利上げを継続する見通し。ただ、パウエルFRB議長は、今後の利上げペースは、それまでに得られるデータに左右される旨の発言をしており、米経済指標の動向に一層の注目が集まる。8月1日の週には、米7月ISM(供給管理協会)製造業・非製造業景気指数、米7月雇用統計などが発表される。リセッションが意識されるような弱い内容となれば、米利上げペースの鈍化が意識され、ドル・円の重しとなりそうだ。
中国では7月の製造業PMI(購買担当者景気指数)など重要な経済指標の発表があり、新型コロナ感染拡大や規制が強化されるなか、弱い結果が出てくるようだと、世界的な景気減速懸念が高まる恐れもあるため注意したい。
ドル・円の上値メドは25日移動平均線が控える136円60銭近辺。下値メドは直近安値の131円50銭近辺となるが、ここを抜けるとフシ目の130円ちょうどとなる。
提供:モーニングスター社




