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来週の東京外国為替市場見通し=行き過ぎたドル高是正の動き継続も、下値限定的か
2022-07-22 16:45:00.0
予想レンジ:1ドル=134円80銭−140円00銭
18−22日のドル・円は下落した。週明け18日は、前週末発表の米7月ミシガン大学消費者信頼感指数でインフレ期待が低下したことを材料視したドル売りが継続し、ドル・円はやや上値が重かった。19日は、連休明けの国内勢によるドル売りが先行し、東京時間のドル・円は弱含みで推移したが、米国時間は株高を受けたリスクオンのドル買いが優勢となり、持ち直した。20日は、翌日に日銀金融政策決定会合やEBC(欧州中央銀行)理事会を控えて売り買いが交錯し、ほぼ横ばいで推移。21日、日銀は大規模金融緩和の継続を表明した一方、ECBは0.5ポイントの利上げを発表。ただ、米景気後退懸念から米長期金利が低下したため、ドル・円は下げ足を速めた。22日の東京時間は、日経平均株価の堅調推移を受け、ドルを買い戻す動きが優勢となった。
26−27日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では利上げが確実視されているが、最近の米経済指標からはインフレのピークアウトがうかがえる。一時は1.00ポイントの大幅利上げに踏み切るとの見方もあったが、足元では0.75ポイントの利上げにとどまるとの見方が強まっており、目先は行き過ぎたドル高を是正する動きがドル・円の上値を抑える展開が続くとみられる。ただ、日銀は大規模な金融緩和の継続を表明しており、日銀と各国の中央銀行の金融政策の方向性は真逆だ。0.75ポイントの利上げで済んだとしても、円高が本格的に進むような展開にはならないだろう。
25−29日は、米6月新築住宅販売件数、米6月耐久財受注、米7−9月期GDP(国内総生産)速報値、米6月個人所得・個人消費支出(PCE)など重要な米経済指標の発表も多く、リセッション(景気後退)への懸念を払しょくできるかも注目だ。
ドル・円の上値メドは心理的フシ目の140円ちょうど近辺。下値メドは7月安値の134円80銭近辺。
提供:モーニングスター社




