youtube fund_beginer fund_search fund_look

債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=日米金利差拡大を意識し下値限定的か、各国中銀の政策金利に注目

2022-06-17 16:40:00.0

予想レンジ:1ドル=130円00銭−137円00銭

 13−17日のドル・円は下落した。週明け13日は、前週末の米5月CPI(消費者物価指数)が予想を上回ったことからドル買い・円売りが優勢となったが、NYダウの下落などを受けたリスクオフの円買いが次第に優勢となって失速した。

 14日は、FOMC(米連邦公開市場委員会)での大幅利上げ観測を背景にした米長期金利の上昇を受け、一時135円60銭近辺とおよそ24年ぶりのドル高水準を付けたが、その後は利益確定目的のドル売りに押されて上げ幅を縮めた。15日、FOMCでは0.75ポイントの利上げが決まったが、市場予想通りだったためドル買いの勢いは戻らず、パウエルFRB議長が0.75ポイントの利上げについて「一般的にはならない」と述べたことから、大幅な利上げ継続観測が後退。ドル・円は弱含みの展開となった。16日は持ち高調整のドル売りが先行。17日は、日銀が金融政策を維持すると表明したことから一時急伸したものの、上値は限られた。

 日米の金融政策決定会合を通過したことで、短期的にはドル・円を大きく動かすような材料が乏しくなる。足元で上昇ピッチが速かったことから利益確定目的のドル売り・円買いが出やすいほか、20−24日は米住宅や個人消費に関連する経済指標の発表もあり、米景気の先行き不透明感を意識させるような結果な結果となればリスクオフの円買いが強まる場面もあるだろう。

 ただ、利上げの継続が見込まれるFRBに対して日銀は大規模な金融緩和を継続する方針を示していることから今後も日米金利差の拡大が意識され、ドル・円の下値は限定的とみる。

 また、20−24日は新興国でも中銀による政策金利の発表が重なる。各国で利上げの動きが広がるようだと、各国通貨の対円での上昇が見込まれ、クロス円の上昇がドル・円を押し上げる可能性がある。

 週内はパウエルFRB議長など、FRB高官による発言機会も多い。今後の金融政策や利上げペースなどに言及があればドル・円にも影響を及ぼしそうだ。

 ドル・円の上値メドは心理的フシ目の137円ちょうど近辺。1998年9月から10月にかけては、同水準を上値にもみ合っている。下値メドは130円ちょうど近辺。

提供:モーニングスター社