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来週の東京外国為替市場見通し=米4月雇用統計、米4月CPIを受けた米金利動向に注意
2022-05-06 17:01:00.0
予想レンジ:1ドル=127円00銭−135円00銭
2−6日のドル・円は小幅上昇した。週初2日は、米4月ISM製造業景況指数がさえない結果となると、ドル・円は伸び悩んだ。3日はFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表待ちで小動き。4日、FOMCで0.50ポイントの利上げと6月からのQT(量的金融引き締め)開始を決定。その後、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が0.75ポイント利上げに慎重姿勢を示したことを受けて米長期金利が低下すると、ドル・円は急落した。5日は、前日の急ピッチなドル売り・円買いを巻き戻す動きが出たほか、高インフレの封じ込めには0.75ポイントの利上げが必要になるとの見方が強まった。こうした中で、米長期金利は上昇し、ドル・円は切り返した。6日東京時間には、時間外取引で米長期金利の上昇が一段と進み、ドル・円は一時130円80銭まで上値を伸ばし、4月29日以来の高値水準となった。
目先は6日発表の米4月雇用統計が焦点。非農業部門雇用者数の伸びは3月を下回るものの、失業率が改善されるとの見方が大勢。強い結果となれば、0.75ポイント利上げの必要性が意識され、米長期金利やドル・円の上昇を促す可能性がありそうだ。週明けは11日の米4月CPI(消費者物価指数)が注目される。市場予想は前月比・前年同月比とも3月の伸びを下回るとの見方が大勢となっている。一方、4日のFOMCでパウエル議長は6月と7月のFOMCでも0.50ポイントの利上げが検討されることを示唆した。4月のCPIが市場予想を上回らなければ、パウエル議長が示した0.50ポイント利上げの継続でインフレが抑制されるとの見方が優勢となりそうだが、予想を大幅に上回った場合、0.75ポイント以上の大幅利上げが必要との見方が再燃し、ドル・円を急ピッチに押し上げる可能性もあるので気を付けたい。
このほか、9日のロシア「戦勝記念日」に向けて、ロシアが一定の戦果を求め、ウクライナ東部地区への攻撃を強めるなど、リスクオフの動きにも警戒したい。
ドル・円の上値メドは02年1月以来の高値水準となる1ドル=135円近辺、下値メドは25日移動平均線の127円近辺。
提供:モーニングスター社




