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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=日銀金融政策決定会合で金融緩和姿勢に変化があるか注視

2022-04-22 17:03:00.0

予想レンジ:1ドル=127円00銭−130円00銭

 18−21日のドル・円は上昇した。週初18日、日銀の黒田東彦総裁が国会答弁で急速な円安はマイナスとの見方を示したものの、FRB(米連邦準備制度理事会)の積極的な金融引き締めが意識される中で日米金利差の拡大観測は根強く、ドル買い・円売りに。19日、ハト派で知られる米シカゴ連銀のエバンス総裁が積極的な利上げに前向きな姿勢を示し、米長期金利が上伸しドル・円を押し上げた。20日、米20年債の入札好調もあり米長期金利の上昇が一服すると、1ドル=130円の大台を前にドル・円は跳ね返された。21日、米国のインフレ警戒感から米長期金利がふたたび上昇基調となり、ドル・円を支えた。

 ドル・円は当面、各国金融政策の方向性の違いを見定める相場が続く。このところFRB高官からはタカ派的な発言が相次ぎ、パウエルFRB議長もIMF(国際通貨基金)の会合で次回5月開催FOMC(米連邦公開市場委員会)での0.5ポイントの大幅利上げ検討に改めて前向きな発言を行った。欧州でもECB(欧州中央銀行)の7月利上げの可能性が高まる。一方、日銀は長期金利をYCC(イールドカーブ・コントロール)の許容変動幅の上限0.25%以内に抑えるべく指し値オペを26日まで連続実施予定で、金融緩和姿勢を維持。ただ、日銀は27−28日に金融政策決定会合を開催予定で、金融政策に何らかの修正がなされるか市場の注目が集まる。

 また、鈴木俊一財務相は足元の約20年ぶりの円安水準を「悪い円安」と捉え、イエレン米財務長官と会談し日米間で連携を確認。今後、日本政府が円安是正の為替介入に踏み切る可能性も排除できないことから、ドルの上値が重くなる場面も出てきそうだ。週末にかけては、日本の大型連休を前にしたポジション調整の動きに注意。経済指標では、米2月S&PコアロジックCS住宅価格指数、米4月消費者信頼感指数、米1−3月期GDP(国内総生産)速報値、米3月個人所得・消費支出などが発表される。

 ドル・円はチャート上で、フシ目の1ドル=130円の上抜けを試す展開。一方、現行水準から調整しても米国の積極的な金融引き締め姿勢が下支えし、127円近辺がサポートラインになる。

提供:モーニングスター社