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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=ドル・円の上昇は抑制されるか、G20やベージュブックが材料

2022-04-15 16:52:00.0

予想レンジ:1ドル=122円00銭−130円00銭

 11−15日のドル・円は大幅に上昇、13日には1時1ドル=126円台に乗せ、2002年5月以来約20年ぶりの水準を付けた。週明け11日、FRB(米連邦準備制度理事会)が積極的な金融引き締めを進めるとの見方から、ドル買い・円売りが強まった。12日は、米3月CPI(消費者物価指数)が市場予想通りだったことから過度のインフレ懸念が後退し、ドル・円は上値の重い展開となった。13日にドル・円は歴史的な水準まで上昇した。日銀の黒田東彦総裁が金融緩和の継続姿勢を改めて示したことから、日米の金利差拡大観測が強まり、ドル買い・円売りに傾いた。14日は強い米経済指標の発表を受け、ドル・円は堅調に推移した。週末15日のドル・円は一段高。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がテレビインタビューで、5月FOMC(米連邦公開市場委員会)での0.5%の利上げに前向きな発言をおこなったことが影響した。

 20日にベージュブック(米地区連銀経済報告)が公表される。前回発表分ではウクライナ危機の影響が米経済に与える影響はまだ限定的だったと見られるが、今回は影響がより濃く反映される見通し。5月の大幅利上げを後押しする内容になると想定されることから、ドル・円をさらに押し上げる内容となる公算が大きい。

 20−21日はワシントンでG20(20カ国・地域)やG7(主要7カ国)の財務相・中央銀行総裁会議が開かれる。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻以降、G20による初めての閣僚級会合となるが、イエレン米財務長官はロシアが参加するなら欠席すると表明している。各国の対応を注視したい。また、歴史的な円安水準について何らかの言及があるかにも注意が必要。

 ドル・円は07年6月と15年6月の高値水準を突破してきており、目先のメドは大台の1ドル=130円。ここを抜けると、02年2月の高値135円が見えてくる。下値メドは一連の上昇の過程でもみ合った水準である122円。

提供:モーニングスター社