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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=米インフレ懸念の高まりやウクライナ情勢を注視

2022-03-25 16:55:00.0

予想レンジ:1ドル=120円00銭−125円70銭

 21日−25日のドル・円は上昇した。週明け21日は、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が、必要に応じて通常より大幅な利上げを実施する可能性を示唆、ドル買いにつながった。22日は、日銀の黒田東彦総裁の発言を受け、日米の金利差拡大が意識されたことから、ドル買い・円売りが継続した。23日は、弱い米経済指標の発表を受けドル売りが強かった一方、下値では買い意欲が強く、ドル・円はもみ合い。24日は、日銀の片岡剛士審議委員の円安容認発言を受け、ドル・円は一段高となり、15年12月以来6年3カ月ぶりとなる1ドル=122円台にのせる場面があった。週末25日は、ドル・円の急激な上昇を受けた利益確定のドル売り・円買いが強まった。

 市場の関心は米インフレ懸念や金融政策の行方。FRBによる大幅利上げも見込まれる中、米経済の状況を見極めるため、米経済指標の結果は引き続き重要な材料となる。4月1日に発表される米3月雇用統計をはじめ、米3月ADP雇用統計、米3月ISM製造業景況指数、米2月個人所得・個人支出などの重要経済指標の発表が予定されている。指標が強い結果となった場合は、米大幅利上げや利上げペースの加速が意識され、ドルを支援する材料となりそうだ。一方で、歴史的なドル高・円安水準にあることから、利益確定のドル売りは出やすいとみられ、弱い結果の場合には、ドル安方向へ過剰に反応する可能性も想定しておきたい。

 また、ロシアによるウクライナ侵攻では、停戦に向けた動きが見られない中、ロシアに対する経済制裁の影響が、時間が経過するほど大きくなるため、侵攻の長期化は投資家のリスクオフにつながるだろう。

 ドル・円の上値メドは、15年6月に付けた高値125円70銭近辺が意識される。下値メドはフシ目の120円ちょうど。

提供:モーニングスター社