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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=ウクライナ情勢をにらみつつ米利上げ観測に注目

2022-02-18 17:01:00.0

予想レンジ:1ドル=113円00銭−118円00銭

 14−18日のドル・円は下落した。週初14日は、ブラード・セントルイス連銀総裁が7月までに1.00ポイントの利上げが必要との見解を示し、米長期金利が上昇。ドル・円も上伸した。15日、ロシア軍がウクライナ国境付近から一部撤収したと伝わり、投資家のリスク回避行動が一服、ドル買い・円売り優勢に。16日、ブリンケン米国務長官がロシア軍のウクライナ国境付近からの撤退は確認できていないと述べ、ドル・円は軟化した。17日、バイデン米大統領がウクライナへのロシアの進軍は数日中に起こり得ると発言、リスクオフムードがさらに深まり、ドル・円は一段安となった。18日東京時間は、序盤リスクオフの流れだったが、ブリンケン米国務長官とロシアのラブロフ外相が次週後半に会談する見通しとなり、ドル・円は切り返す展開となった。

 今週のドル・円はウクライナ情勢に翻弄され、1円近いレンジ内で乱高下する展開となったが、次週は後半に米ロの外交閣僚会談が欧州で設定される見通しとなっている。会談まではウクライナ情勢が大きく悪化する可能性は低いとの楽観的な見方も一部で出ており、ドル・円の下値水準は切り上がる可能性がある。ただ、会談の設定が先延ばしや中止になるリスクにも留意したい。一方、米経済指標は、12月ケース・シラー住宅価格指数、2月コンファレンスボード消費者信頼感指数、10−12日GDP(国内総生産)・改定値、1月新築住宅販売件数、1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)などの発表が相次ぐ。これらの結果を受けたドル・円や米金利の動向、市場が織り込んでいる3月利上げが0.25ポイント以上の大幅利上げとなるのかなどを見極めていく展開となりそうだ。

 ドル・円のレンジは、1月24日に付けた年初来安値1ドル=113円46銭近辺が下値支持水準、上値方向は前回の米利上げ局面(15年12月−18年12月)の最中で、かつトランプ氏米大統領就任間近に付けた17年1月の高値(118円59銭)水準近辺をメドとする。

提供:モーニングスター社