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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=ジャクソンホール会議通過後は雇用統計にらんだ展開

2021-08-27 17:40:00.0

予想レンジ:1ドル=109円00銭−111円00銭

 23−26日のドル・円は上昇した。週初23日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンをFDA(米食品医薬品局)が正式承認しリスク回避姿勢が後退するも、米8月PMI(購買担当者景気指数)が前月から低下しドル売りに。24日、米国での新型コロナワクチンの普及期待を背景に、ドル・円は底堅かった。25日、米ジョンソン・エンド・ジョンソンが新型コロナワクチンの追加接種で効果的な免疫反応を確認できたと発表し、ドル・円は上昇。26日は、米ワイオミング州ジャクソンホールで開催される年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を前に、様子見ムードが広がった。

 ドル・円は目先、27日開催のジャクソンホール会議待ち。前年に続きオンライン形式での開催となり、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長も出席し経済見通しについて講演を行う。米国のテーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)は、FRB内で年内開始が妥当とする見方が優勢と伝わるが、講演で何らかのシグナルを出すか市場で注目を集める。

 ジャクソンホール会議通過後は週末に米8月雇用統計を控え、ドル・円は模様眺めが続きそうだ。足元で新型コロナウイルス変異株が猛威を振るう中、テーパリングの具体的な議論は次回9月開催FOMC(米連邦公開市場委員会)に持ち越される可能性も高く、テーパリング開始の前提条件の一つである雇用環境の改善を見定める動きが強まりそう。その他、米8月消費者信頼感指数、米8月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計、米8月ISM(供給管理協会)製造業景況指数、米7月貿易収支、米7月製造業受注、米8月ISM非製造業景況指数と、重要経済指標が目白押しだ。米国外では景気減速懸念くすぶる中国の8月PMIも投資家心理に影響を及ぼす可能性がある。

 ドル・円はチャート上で、1ドル=110円をはさんだもみ合いを想定。下方向では直近安値109.11円(8月16日)近辺が下値支持線として意識される。上方向では110円台後半でたびたび跳ね返されており、この水準を上抜けられるかが焦点。

提供:モーニングスター社