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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=FOMC議事要旨で早期テーパリング論を見極め

2021-08-13 16:22:00.0

予想レンジ:1ドル=107円50銭−111円65銭

 9日−13日のドル・円は底堅く推移した。週初9日は、前週末に発表された強い米7月雇用統計の結果を受けて上昇したが、新型コロナウイルスで感染力が強いとされる「デルタ株」の拡大により、投資家のリスク回避志向が高まり、ドル・円の上値を抑制した。10日は、米国でインフラ整備法案成立への期待が高まり米国株が上昇、投資家心理が改善し、ドル買い・円売りが優勢だった。11日のドル・円は軟調。米7月CPI(消費者物価指数)が弱い結果となり、物価上昇のペースが和らぎ、早期テーパリング(量的緩和の段階的縮小)への思惑が後退した。12日のドル・円はもみ合い。米7月PPI(生産者物価指数)が弱い結果となり、早期ゼロ金利政策解除への思惑が後退、ドルの上値を抑制した。

 週明け16日の週には、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演や7月27−28日開催分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨公表がある。早期テーパリングに関する具体的な要件に係る議論の内容に注目したい。また、早期テーパリング開始の議論に影響を及ぼす観点から、米7月小売売上高、米7月鉱工業生産、米7月住宅着工件数などの重要米経済指標の結果も重要となる。

 週初には中国7月小売売上高、中国7月鉱工業生産など中国7月の重要経済指標の発表が行われる。新型コロナの封じ込めに成功したとされる中国で、局地的な再流行が報じられており、実態経済への影響を確認したい。

 ドル・円は、1ドル=110円ちょうど近辺に26週線があり、ここを下回ると4月の安値107円台半ばは意識される。上値メドは7月高値の111円65銭近辺。

提供:モーニングスター社