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来週の東京外国為替市場見通し=米国の景気正常進むか、米5月雇用統計や5月CPIが材料
2021-06-04 17:08:00.0
予想レンジ:1ドル=109円20銭−111円00銭
5月31日−6月3日のドル・円は堅調だった。週初5月31日は、米国が祝日で取引参加者が減少、ドル・円は小動きとなった。1日のドル・円は、夏場のガソリン需要増加観測を背景に原油価格が上昇、ドルが売られた。2日のドル・円は、上値の重い展開。日本株の上昇を背景にドル・円は上昇する場面もあったが、米金利が低下するとドル売りが優勢となった。3日のドル・円は強い米経済指標の発表を受け、ドル買い優勢だった。4日は、米5月雇用統計の発表を控え、もみ合った。
米国の景気正常化、それに伴うテーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)の可能性を見極める展開が続きそうだ。その観点から、まずは4日に発表される米5月雇用統計に注目が集まる。コロナ禍での米政府による手厚い給付金が、逆に失業者の労働市場への復帰を妨げているとの指摘が出ており、一部州では追加給付の打ち切りも発表されている。給付金の打ち切りが、今後の労働参加率の改善につながるかには注目しておきたい。
週明けに発表される米経済指標は、米5月CPI(消費者物価指数)が材料となりそうだ。4月は市場予想を上回る強い結果となり、FRB(米連邦準備制度理事会)高官の想定を超えたと伝わったこともあり、米長期金利が急伸した経緯がある。
欧州では、10日にECB(欧州中央銀行)理事会が開催される。金融政策は現状維持と見られ、市場の反応は限られそうだ。
ドル・円は目先、21年3月末に付けた年初来高値の110円95銭近辺が意識されそうだ。下値メドは25日移動平均線が控える109円20銭近辺。
提供:モーニングスター社




