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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=米でのワクチン接種状況やFOMCでの量的緩和拡充の可能性見極め

2020-12-11 17:30:00.0

予想レンジ:1ドル=101円25銭−105円50銭

 7−11日のドル・円はもみ合い。週明け7日は、EU(欧州連合)と英国のブレクジット協議が打ち切られるとの見方から、リスクオフの動きが広がった。8日は、英国で新型コロナウイルスワクチンの接種が開始され、ドル・円は底堅く推移した。9日もブレクジットを巡る先行き不透明感が意識され、ユーロに対しドル買いが進んだ。10日は、弱い米経済指標の発表を受け、ドル・円は上値の重い展開となった。

 新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、米国ではファイザーなどが開発したワクチンが、早ければ11日から医療従事者や高齢者などへ優先的に接種が開始される。さらに週明けには米バイオ製薬企業モデルナが開発したワクチンがFDA(米食品医薬局)の承認を得る見込み。ワクチンの接種が進み、感染拡大に歯止めがかかるとの期待が高まれば、リスクオンの流れを後押ししそうだ。足元のリスクオンの局面ではドルが売られやすい傾向にあり、ドル・円が下落する可能性には注意したい。

 15−16日には年内最後のFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催される。新型コロナの感染再拡大を受け、景気が再び悪化するとの懸念が広がっており、景気下支えのための量的緩和の拡充が議論される可能性が指摘されている。ただ、追加緩和見送りや市場の期待ほど緩和に踏み込んだ内容でなければ、失望につながる点は注意したい。

 米経済指標では、11月鉱工業生産、11月小売売上高、11月住宅着工件数などの発表が予定されている。

 シカゴIMM通貨先物ポジション(12月1日時点)では、投機筋の円買いポジションが積み上がっており、円買いポジションの巻き戻し(円売り)が出やすい点には注意したい。ドル・円の上値メドは104円60銭近辺の13週移動平均線が意識されているが、突破すれば次の上値抵抗帯は26週線の105円50銭近辺となる。下値メドは20年3月安値の101円25銭近辺。

提供:モーニングスター社