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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=不安要素多く上値重い、ライブ配信のジャクソンホール会議に注目

2020-08-21 17:26:00.0

予想レンジ:1ドル=104円10銭−107円30銭

 17−20日のドル・円は下落した。週明け17日、日本の4−6月期GDP(国内総生産)が戦後最大の落ち込みになったことがドル・円の上値を抑えたほか、米国による中国の華為技術(ファーウェイ)に対する規制強化で米中関係の悪化が懸念され、ドル・円は下値を探った。18日も米中摩擦の激化を警戒したドル売り・円買いが継続。米国の追加経済対策の協議が難航していることも投資家心理を悪化させ、ドル・円は19日に一時105円ちょうど近辺まで下落した。FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録で「イールドカーブ・コントロール(YCC)」の早期導入に否定的な意見があったことが分かるとドル買い・円売りに傾いたが、20日は弱い米経済指標などを受け、ドル売りが優勢となった。

 FOMC議事録の通過により、市場の関心は27−28日にカンザスシティ地区連銀が主催する経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)に移る。ジャクソンホール会議はこれまでもFRB(米連邦準備制度理事会)議長などが今後の金融政策の方向性を示唆することがあっただけに注目度が高い。特に例年は会議自体が非公表で公表資料や記者会見等で発信される情報だけだったが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン開催となり、その模様は一般向けにもストリーミング配信される見通しとなっている。日米欧をはじめ、各国の中銀トップの発言には敏感な反応がみられそうだ。

 一方、FRBがYCCの導入に前向きでないことが分かったとはいえ、米国の大規模金融緩和が継続するとの見方は変わっていない。米追加経済対策の行方や米中摩擦の激化懸念など先行きの不透明感を強める要素は多く、ドル・円は引き続き下ブレを警戒したい。

 ドル・円の上値めどは13週移動平均線や26週線が通る107円20銭近辺、下値めどは7月安値の104円17銭近辺。

提供:モーニングスター社