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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=新型コロナ「第2波」警戒態勢続く

2020-06-26 17:04:00.0

予想レンジ:1ドル=106円00銭−108円50銭

 22−25日のドル・円は上昇した。週初22日は、新型コロナウイルス感染拡大の「第2波」への懸念から伸び悩むも、米国株が上昇する中で下げ渋った。23日、ナバロ米大統領補佐官の中国との通商協議は終わったとの発言が伝わると、米中関係の悪化懸念から円買いとなったが、トランプ米大統領が中国との貿易合意は損なわれていないと表明すると持ち直した。24日、米国各地で新型コロナの新規感染者数が過去最多を記録したほか、IMF(国際通貨基金)の世界経済見通しの下方修正を受け、ドルがリスク回避的にユーロなどに対し買われ、ドル・円も上昇。25日もドル高基調が続いたが、米国の新規失業保険申請件数が市場予想ほど改善せず伸び悩んだ。

 新型コロナの感染「第2波」への警戒が改めて強まっている。25日には米テキサス州で段階的な経済活動再開の一時停止を決定。米国のGDP(国内総生産)で大きなウエートを占める地域なだけに、米国経済への打撃が懸念される。一方、米当局が銀行の投資を制限するボルカー・ルールの緩和を承認し、市場はこれを好感する動きとなった。ドル・円は当面、新型コロナの感染動向および米経済への影響と、米政府による経済対策への期待が綱引きする相場となりそうだ。

 目先は米6月雇用統計が焦点。米国は週末7月3日が独立記念日の振替休日で前日の発表となる。前回の米5月雇用統計は市場予想に反し非農業部門雇用者数が増加したが、足元の米雇用環境には不透明感が残る。経済指標では米6月消費者信頼感指数、米6月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計、米6月ISM(サプライマネジメント協会)製造業景況指数、米5月貿易収支なども発表予定で、6月開催分FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨も公表される。その他、11月の大統領選挙を見据えるトランプ米大統領は、コロナ禍や米黒人暴行死事件への対応、ボルトン前大統領補佐官の回顧録で苦境に立たされており、米政局にドル・円が反応する場面もありそうだ。

 ドル・円はチャート上で、200日移動平均線1ドル=108.37円(6月25日基準)が上値抵抗線。下方向では5月に付けた安値105.98円(5月7日)が意識される。

提供:モーニングスター社