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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=トランプ政権への逆風強まれば、ドル下押しか

2020-06-19 17:15:00.0

予想レンジ:1ドル=106円00銭−110円00銭

 15−19日のドル・円は下落した。週明け15日、米国や中国で新型コロナウイルス感染拡大の第2波への警戒から、投資家のリスク回避志向が高まり、ドル売り・円買いが優勢だった。ただ、FRB(米連邦準備制度理事会)が広範な米社債買い入れを発表、米国株が上昇すると、ドル・円は切り返した。16日は日米株価が大幅に上昇する中、ドル買い・円売りに傾いた。17日、18日は、米国で新型コロナウイルス感染拡大が懸念され、ドル・円の上値を抑制した。週初19日は、1ドル=107円をはさみ、小動きの展開となっている。

 22−26日の週は引き続き、新型コロナウイルス感染の動向を見ながらの展開が続きそうだ。トランプ米大統領は経済回復を急ぐが、18日は米国の6州で新規感染者が過去最多を更新するなど、第2波を懸念する声がある。さらに感染が拡大するようだと、経済への悪影響が意識され、投資家はリスク回避行動に出やすくなる。

 また、11月の米大統領選挙に向けた思惑も相場を左右しそうだ。国家安全保障問題を担当していたジョン・ボルトン前大統領補佐官が、在任中のことを書いた暴露本の出版を巡り、トランプ政権は出版差し止めを求め提訴したが、連邦最高裁に却下された。また、オバマ前政権による若い不法移民の救済措置(DACA)を廃止するトランプ政権の決定について、連邦最高裁は認めない判断を示した。トランプ大統領は連邦最高裁を激しく非難しているが、大統領選に向けては逆風となっている。市場はトランプ大統領有利となればポジティブな反応を示していることから、大統領選不利との見方が強まれば、ドル・円の下押しにつながる可能性もある。

 ドル・円の上値めどは6月の高値を意識した110円ちょうど。下値めどは5月安値の106円とする。

提供:モーニングスター社