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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=米政権とFRB、一枚岩でいられるかに注目

2020-05-15 17:24:00.0

予想レンジ:1ドル=105円00銭−108円50銭

 11−15日のドル・円は堅調に推移した。週初11日は、中国人民銀行が政策支援の強化を発表、投資家のリスク許容度が高まり、円売りの流れからドル・円は上昇した。12日は、米中貿易問題激化への懸念が高まり、ドル売り・円買いに傾いた。13日はパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演で新型コロナウイルス感染の影響が続く現状について、第2次世界大戦以降のどの不況よりも悪いとの認識を示したことから、ドルが売られた。14日は、WHO(世界保健機関)が、新型コロナウイルスは消滅しない可能性に言及したことからドル・円の上値は重かった。週末15日は、日本での経済活動正常化への期待感が高まり、ドル・円は底堅く推移した。

 週明けは4月開催FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録公表が控えている。FOMC後の会見でパウエルFRB議長は、新型コロナウイルスの影響で経済は深刻なダメージを受けており、経済の回復には相応の時間がかかる旨の発言を行った。一方で、マイナス金利の導入には否定的な見解を示しており、マイナス金利導入を推すトランプ米大統領の考えとは対照的。景気が想定以上に悪化すれば、マイナス金利導入を巡って、米政権とFRBが一枚岩でいられなく懸念もある。今後は、新型コロナの影響が本格的に実体経済に表れてくるとみられ、注意が必要だ。18日の週は、4月住宅着工件数、5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、4月中古住宅販売件数などの経済指標に注目が集まる。

 ドル・円の上値めどは100日移動平均線がある108円半ば。下値めどは5月安値の106円割れの水準だが、ここを割り込むと105円までの下落も想定される。

提供:モーニングスター社