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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=コロナショック織り込み済みの米経済指標の結果には振れにくい展開か

2020-05-01 17:15:00.0

予想レンジ:1ドル=106円30銭−108円70銭

 4月27日−30日のドル・円は下落した。週初27日、日銀金融政策決定会合で追加緩和が発表されたものの、市場の想定内でドル・円は反応薄。その後は原油先物価格の急反落が嫌気されドル売り・円買い優勢となった。28日は英国がロックダウン解除の準備に入ったと伝わりポンド・ドルが上昇。ドル・円の下押しにつながった。29日、日本市場休場となる中で小動き。米国時間には大幅悪化した米1−3月期GDP(国内総生産)やゼロ金利の長期化を示唆したFOMC(米連邦公開市場委員会)とイベントが続いたものの、市場は織り込み済みで、ドル・円の反応は限られた。30日、ECB(欧州中央銀行)がマイナス1%の金利で資金供給することを決めたが、追加緩和には消極的と受け止められ、ユーロ・円が上昇。ドル・円もツレ高となった。

 週明けは日本市場が大型連休に入る一方、米国市場では4月ISM(米サプライマネジメント協会)製造業景気指数、4月ADP(オートマティック・データ・プロセッシング)雇用統計、米4月雇用統計など主要米経済指標が相次ぐ。ほとんどの経済指標の市場予想は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を織り込んだものとなっており、平時の好不況を見極める指標としての意味合いは薄れている。市場予想ほど悪化しなければドル買い・円売りで反応する場面もありそうだが、市場予想を下回っても極端なリスクオフのドル売り・円買いにはなりにくいとみられる。一方、米国で新型コロナの感染者数が最も多かったニューヨーク州では感染拡大がピークアウトしたとみられ、主要州では正常化に向けた出口戦略を模索する動きが広がっている。こうした中、足元は新型コロナの感染者数の状況、週間の新規失業保険申請件数などが先行指標として意識されており、引き続き注意したい。

 このほか、FRB高官ではエバンス・シカゴ連銀総裁、ボスティック・アトランタ連銀総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁に発言機会がある。

 ドル・円のレンジは、下値めどが4月29日安値近辺の106円30銭、上値めどは26週移動平均線近辺の108円70銭とする。

提供:モーニングスター社