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債券・為替ニュース

来週の東京外国為替市場見通し=米中で重要指標、新型コロナの実体経済への影響見極め

2020-04-10 17:30:00.0

予想レンジ:1ドル=106円90銭−109円40銭

 6−10日のドル・円は週前半に上昇したあと、週後半にかけてもみ合いとなった。週初6日は、欧米での新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかりつつあるとの見方から米国株が急騰、ドル買い・円売りに傾いた。7日は戻り売りに押されたが、8日はNY州のウイルス感染者数縮小期待が広がったほか、民主党大統領候補指名争いから急進左派のサンダース上院議員が撤退を表明したことが好感され、ドルを支えた。9日は、FRB(米連邦準備制度理事会)が民間企業向けに緊急資金供給を行うと発表、景気下支え期待からドルは底堅く推移した。ただ、米国の3連休前に手じまいのドル売り・円買いもあり、上値は限定的だった。

 市場は引き続き新型コロナの感染拡大状況と、ピークアウトのタイミングを探る展開となりそうだ。その中で、新型コロナが実体経済に与える影響を、経済指標や決算で推し量る展開となりそうだ。米経済イベントでは、3月小売売上高、3月鉱工業生産、4月NY連銀製造業景気指数、地区連銀経済報告(ベージュブック)、3月住宅着工件数、4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数などがある。中国では1−3月GDP(国内総生産)、3月鉱工業生産、3月小売売上高など重要経済指標が発表される。いずれも、コロナ感染拡大の影響を受けていると見られるが、市場の想定通り、もしくはそれよりも軽微な場合はプラス材料となりそうだ。また、米国では主に大手金融機関が決算を迎えるが、不透明感が強まるような内容となれば、リスクオフの動きにつながりやすい。

 ドル・円は、2月中旬から3月一杯まで続いたボラティリティー(変動率)の高い状態からは、落ち着いた値動きとなっている。今後の感染者数の動向にもよるが、目先はチャート的にレンジの狭い展開も想定される。下値は200日移動平均線の108円30銭近辺が意識されているが、ここを下抜けると4月安値の106円90銭近辺がめどとなる。上値めどは直近高値の109円40銭近辺。

提供:モーニングスター社