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金融・経済ニュース

米1月新築住宅販売件数、前月比7.2%増の67万件―市場予想上回る

2023-02-27 08:33:00.0

<チェックポイント>
●市場は販売低迷からの脱却を期待

●住宅価格は前月比8.2%低下―販売増に寄与

●22年10−12月販売件数は計1万9000件の下方改定

 米商務省が24日に発表した1月の新築住宅販売件数(季節調整済み)は、前月比7.2%増の年率換算67万件と、市場予想の62万件を上回った。前年同月比では19.4%減と、11カ月連続で前年水準を下回ったが、22年通期の販売件数(64万1000件)を上回ったため、市場は住宅販売の低迷から脱却し、正常化に向かうと見ている。

 前月から販売件数が増加した背景について、最近の足元で住宅ローン金利が上昇傾向にあることから業者が金利の一部を肩代わりする金利ディスカウントを始めたことのほか、中古住宅の市場供給減で住宅購入希望者が新築住宅市場に流れてきたとの見方がある。

 販売件数の内訳は、バックログ(受注残)が前月比71.7%増の17万件と、4カ月連続で伸びが加速。対照的に、建築中の住宅販売件数は同1.1%減の26万9000件と、前月の同3%増から減少に転じた。完成住宅の販売件数も同9.1%減の23万1000件と減少している。

 住宅価格は、中央値(季節調整前)で前月比8.2%低下の42万7500ドルと大幅に低下し、22年2月の42万7400ドル以来、11カ月ぶりの安値となった。販売価格帯を見ると、40万ドル以上の高額物件の販売比率が54%(12月は60%)に低下した一方、40万ドル未満の手ごろ物件比率は46%(同39%)に上昇し、低額物件にシフトした。

 新築住宅在庫(季節調整値)は前月比2.9%減の43万9000件と、22年5月の43万8000件以来8カ月ぶりの低水準。販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準は7.9カ月相当(12月は8.7カ月相当)に低下したが、住宅建築業界が需要と供給のバランスが取れた容認可能な水準とする6カ月相当は上回った。

 なお、過去3カ月(10−12月)の販売件数は、12月分が61万6000件から62万5000件、11月分が60万2000件から58万3000件、10月分が59万8000件から58万9000件に修正され、計1万9000件の下方改定となった。

提供:モーニングスター社