youtube fund_beginer fund_search fund_look

金融・経済ニュース

ECB、0.50ポイントの追加利上げ―次回3月会合でも同率利上げと表明

2023-02-03 09:46:00.0

<チェック・ポイント>
●インフレ率の歴史的な高い伸び受け大幅利上げ決定

●バランスシート正常化に向けて3−6月に保有債券を月額150億ユーロ減額

●市場、5月に0.25ポイント利上げ、政策金利のピークを3.75%と予想

 ECB(欧州中央銀行)は2日の定例理事会で、主要政策金利のうち、市場介入金利である定例買いオペの最低応札金利(リファイナンス金利)を0.50ポイント引き上げ、3.00%とすることを全員一致で決めた。利上げは5会合連続で、利上げ幅とともに市場予想通りだった。金利水準は08年11月以来14年3カ月ぶりの高水準。

 ユーロ圏のインフレ率は、12月のHICP(消費者物価指数)が前年比9.6%上昇と極めて高い伸びをみせ、1月は8.9%上昇となったものの、ECBの中期目標である2%を大きく上回っている。ECBは、インフレ率を中期目標の2%に抑えるために追加利上げを決めたとし、利上げ継続の方針を示すとともに、「次回3月会合でも0.50ポイントの利上げを実施する」と表明した。

 このほか、バランスシート(保有資産5兆ユーロ)正常化のため、23年3月初めから6月末まで、満期償還金の元本を再投資することにより、予測可能なペースで減少させることを確認。同期間中の減額ペースは月平均150億ユーロで、以降は減額ペースを引き上げ方向で見直していくとしている。また、ECBは緊急債券買い入れプログラム「PEPP」によって買い入れた保有国債の満期償還金についても、少なくとも24年末まで再投資することを再確認した。

 市場では、5月会合で0.25ポイントの利上げを実施し、利上げサイクルの最終金利はリファイナンス金利で3.75%、預金金利で3.25%となり、24年半ばまで金利が維持されるとみている。

 次回の会合は3月16日に開かれる予定。

提供:モーニングスター社