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金融・経済ニュース

英中銀、賛成多数で0.50ポイント利上げ―利上げは10会合連続

2023-02-03 09:32:00.0

<チェック・ポイント>
●9人中7人が賛成、2人は据え置きを主張

●労働市場のひっ迫続き、インフレ率の上昇リスク残ると

●GDP伸び率上方修正で理論上はリセッション回避

 BOE(イングランド銀行、英中銀)は2日、金融政策委員会(MPC)の結果を発表し、政策金利を0.50ポイント引き上げ、4.00%とすると決定した。水準としては08年10月以来14年4カ月ぶり。利上げ幅は市場予想通りで、9人の委員のうち、7人が支持し、2人は据え置きを主張した。

 利上げは10会合連続。BOEは21年12月に0.15ポイントの利上げを決定したあと、22年2月から6月までの3会合連続で0.25ポイントの利上げを実施。8月、9月に0.50ポイント、11月に0.75ポイントの大幅利上げを実施したが、前期12月会合では利上げ幅を0.50ポイントに抑えていた。

 BOEは今回の利上げについて、労働市場のひっ迫が続いていることからインフレ率の上昇が続くリスクがあるためとしている。また、インフレ圧力が示されている限りは、「さらなる金融引き締めが必要になる」とし、利上げ継続の可能性を示した。

 ただ、声明文では前回会合で使われた、「必要に応じて強力に対応(respond forcefull)する」との文言が削除された。ベイリー総裁は会合後の会見で、「(22年の)11月経済予測の発表以降、インフレがピークを越した可能性がある」との認識を示した。

 BOEが今回の会合で公表した最新の2月経済予測では、政策金利の見通しが24年1−3月期に4.3%でピークに達し、以降は3%台に低下するとしている。前回予測ではピークが23年7−9月期の約5.25%だった。また、GDP伸び率の見通しについては、22年10−12月期を前期比0.1%増と、前回予想時の同0.1%減から上方修正。2期連続のマイナス成長を回避し、理論的にはリセッション(景気後退)となる状況を免れた。インフレ見通しについては、23年1−3月期を前年比9.7%上昇(同10.1%上昇)と予想している。

 次回の会合は3月23日に開かれる予定。

提供:モーニングスター社