youtube fund_beginer fund_search fund_look

金融・経済ニュース

米12月雇用統計、非農業部門雇用者数は22.3万人増―平均時給は0.3%増

2023-01-10 08:26:00.0

●雇用者数は市場予想上回る―年末商戦期で小売業や運輸・倉庫業で増加

●平均時給は市場予想下回る―市場は継続的な利上げの効果と評価

●失業率は3.5%―50年ぶりの低さとなった9月以来の水準に並ぶ

 米労働省が6日に発表した22年12月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比22万3000人増となり、5カ月連続で鈍化したが、市場予想の平均値である20.2万人増を上回った。

 過去3カ月(9−11月)分については、9月が26万9000人増に据え置かれたが、10月が前回発表時の28万4000人増から26万3000人増、11月が26万3000人増から25万6000人増と、いずれも下方改定され、合計で2万8000人の下方改定となった。過去3カ月間の月平均の雇用者数の伸びは24万7000人増と、11月時点の26万3000人増から伸びが鈍化している。

 失業率は3.5%と、市場予想の3.7%を下回り、50年ぶりの低さとなった9月の水準に並んだ。一方、平均時給は前月比0.3%増の32.82ドルとなり、市場予想の0.4%増を下回った。労働時間も34.3時間と、前月の34.4時間をやや下回った。

 セクター別の雇用者数は、製造業が前月比8000人増と、前月の8000人増と変わらなかったが、サービス業が前月比18万人増と、前月の17万5000人増から伸びがやや加速した。サービス業では、年末商戦期ということもあって小売業が同9000人増(前月は1万6800人減)、運輸・倉庫業が同4700人増(同2万1700人減)と、いずれも増加に転じた。

 部門別では、民間部門が前月比22万人増と、前月の20万2000人増から伸びが加速したが、政府部門が同3000人増と、前月の同5万4000人増から鈍化している。政府部門の内訳は、州政府と市町村などの地方自治体が前月比2000人増、連邦政府は同1000人増だった。

 労働市場への参加の程度を示す労働者の市場参加率は62.3%と、11月の62.2%をやや上回った。また、FRBが重視している27週間以上の長期失業者数の割合は18.5%と、3カ月ぶりに低下し、コロナ禍前の20年1月の20.5%も下回った。

 雇用者数は市場予想を上回ったものの、平均時給の伸びが予想よりも抑えられたことから、市場ではFRB(米連邦準備制度理事会)による継続的な利上げの効果が現れ始めたとの見方がある半面、金融引き締めが長引けば失業率の上昇が見込まれ、リセッションに陥る可能性の高まりにより利上げサイクルの終わりが近づくとみている。

提供:モーニングスター社