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金融・経済ニュース

米11月小売売上高、前月比0.6%減―市場予想下回る

2022-12-16 09:54:00.0

<チェックポイント>
●自動車とガソリンが減少、全体を押し下げ

●物価高で外食やヘルスなどが増加

●コア小売売上高は前月比0.2%減―10−12月期GDPを押し下げへ

 米商務省が15日に発表した11月の小売売上高(季節・営業日調整後)は、前月比0.6%減の6894億ドルとなり、市場予想の平均値である0.2%増を下回った。インフレ調整後(11月CPIは前月比0.1%上昇)の実質の伸びは0.7%減。前年比は6.5%増だった。

 全13業種のうち、前月比で増加した業種数は4(前月は9)、減少した業種は9(同2)、横ばいは0業種(同2)だった。原油価格の下落を受けて月ごとに変動が大きいガソリンスタンドが減少し、10月に大型ハリケーン被害を受けて一時的に需要が増えた自動車が2.3%減と大幅に減少した。また、家具・生活用品、ホームセンターなどの建築資材・園芸、電子機器・家電、オンライン小売、スポーツ用品・趣味・楽曲・書籍、アパレル、百貨店やスーパーなどの量販店を含む一般小売販売が減少している。

 対照的に、外食(レストラン・バー)、グローサリーストア(食品雑貨店)を含む食品・飲料水販売は増加したが、前月から伸びは鈍化している。ほか、ヘルス(薬局・美容)、どのカテゴリーにも入らないその他小売が増加した。上昇業種は物価高による消費金額の増加を反映している。

 自動車・同部品だけを除いた小売売上高は前月比0.2%減となり、市場予想の平均値である0.2%増を下回った。ガソリンスタンドを除いた小売売上高は同0.6%減、自動車・同部品とガソリンを除いた小売売上高は同0.2%減だった。

 ガソリンスタンドと自動車・同部品に加え、建築資材や飲食レストランを除いた、いわゆる“コア小売売上高”(コントロール・グループ)は前月比0.2%減となり、市場予想の0.1%減を下回った。23年1月26日発表予定の22年10−12月期GDP(国内総生産)の約7割を占める個人消費を押し下げる見通し。コア小売売上高はGDPを構成する個人消費支出の財支出に組み込まれる重要な指標。

提供:モーニングスター社