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金融・経済ニュース

米9月コアCPI、前月比0.6%上昇、前年比6.6%上昇―市場予想上回る

2022-10-14 09:16:00.0

<チェックポイント>

●家賃、新車、医療費に加え、航空運賃が上昇

●全体指数は前年比8.2%上昇―3カ月連続で伸び鈍化

●市場はFRBの次回11月会合で0.75ポイント利上げを織り込む

 米労働省が13日に発表した9月CPI(消費者物価指数)は、FRB(米連邦準備制度理事会)が重視しているコアCPI(価格変動が激しいエネルギーと食品を除く)が前月比0.6%上昇、前年比では6.6%上昇となり、いずれも市場予想を上回った。前年比は2カ月連続で伸びが加速したが、前月同様、前年同月はほかの月と比べて伸びが比較的落ち着いていたため、ベース効果とみられる。

 前月比では、家賃価格のほか、自動車修理や自動車保険料を含めた輸送サービスが大幅に伸び、新車やメディカルケアサービス(処方箋代や病院治療費)も前月に引き続いて堅調な伸びを維持。航空運賃は4カ月ぶりに上昇に転じた。対照的に、アパレル、中古車は低下した。

 前年比では、家賃価格のほか、新車、中古車、航空運賃などが高く、コモディティー(食料とエネルギーを除く国際相場商品)も依然高い伸びとなった。

 エネルギーと食品を含めた全体指数は前月比0.4%上昇、前年比では8.2%上昇となり、いずれも市場予想を上回ったが、前年比では3カ月連続で伸びが鈍化した。エネルギー価格が3カ月連続で低下した一方、食品が高い伸びを維持した。エネルギー価格はガソリン、暖房用の重油がいずれも低下し、都市ガス料金や電気料金は上昇したものの、前月から伸びが鈍化。食品は外食価格、自宅調理用の食品ともに前月並みの伸びをみせた。

 前年比でみても、エネルギー価格は3カ月連続で伸びが鈍化した一方、食品は高い伸びを維持した。

 市場では、今回のCPIの結果を受け、11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.75ポイントの大幅利上げを実施し、その後も数カ月利上げを継続すると見ている。ニューヨーク連銀が11日に発表した9月の消費者調査で、1年先の期待インフレ率が5.4%上昇と、8月の5.7%上昇を下回り、3カ月連続で低下したことは明るい材料だが、パウエルFRB議長を含め、複数のFRB関係者が数カ月にわたり、インフレ率が持続的に減速しなければ、利上げサイクルを変更しないとしている。

提供:モーニングスター社