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英中銀、英国債買い入れ規模を100億ポンドに引き上げ
2022-10-11 09:10:00.0
BOE(イングランド銀行、英中銀)は10日、市場安定化のために導入している長期国債買い入れについて、規模を最大100億ポンドに引き上げると発表した。
BOEによる長期国債の買い入れは、英政府による大規模減税や国債発行額の増加を受けて英長期債利回りが急上昇(価格は下落)したことを受け、14日までの緊急措置として導入されたもの。当初は上限を50億ポンドとしていたが、買い入れ開始以降、7日までの8営業日で1日の買い入れ規模が50億ポンドに届いていなかった。
一方、30年国債の利回りは国債買い入れ前の5.17%のピークから4.3%まで急低下したが、ここ数日間は、再び4.5−4.7%に上昇しており、市場では英国債市場の混乱が再燃するとの懸念が高まっていた。
また、年金基金の資金調達を支援するため、銀行向け緊急流動性供給オペ「TECR」(臨時拡大担保タームレポ)を開始することも明らかにした。国債相場の急落を受け、年金基金はマージンコール(信用取引での委託証拠金の追加差し入れ)を満たすために国債の売却を余儀なくされ、破綻の危機に直面していた。
市場では、緊急の国債買い入れが14日で終了するため、それ以降、国債市場が混乱した場合、BOEは十分な国債購入資金を手当てできるか疑問視しており、当面は金融市場の混乱が続く可能性があると懸念している。
提供:モーニングスター社




