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米6月小売売上高、前月比1.0%増―市場予想に反し増加に転じる
2022-07-19 09:22:00.0
<チェックポイント>
●ガソリン販売が依然高い伸び
●自動車・同部品やオンライン販売、外食が増加し全体押し上げ
●コア小売売上高は前月比0.8%増
米商務省が15日発表した6月小売売上高(季節・営業日調整後)は前月比1.0%増の6806億ドルと、5月の0.1%減(改定前0.3%減)から回復し、市場予想(0.9%増)を上回った。4月(0.7%増)以来の高い伸び。前年比では8.4%増と、5月の伸び(8.2%増)を上回った。
前月比で伸びが増加に転じたのは、5月に減少した自動車販売や電子機器・家電、オンライン販売、家具・生活用品、どのカテゴリーにも入らないその他商品・サービスがいずれも増加に転じたほか、ガソリン販売が価格急騰を受け、2カ月連続で増加したため。
市場では、FRB(米連邦準備制度理事会)は7月26−27日FOMC(米連邦公開市場委員会)で0.75ポイントか1.00ポイントの大幅追加利上げを行うとの見方が強まっている。
また、ウォーラーFRB理事は14日、利上げ幅が0.75か1ポイントになるかの判断は、6月小売売上高の回復力の強さをどう判断するかにかかっていると指摘している。
全13業種のうち、前月比で増加した業種数は9(5月は5)、減少した業種は4(同8)と、前月から増加業種が約2倍に増えた一方で、減少業種は半減。全体的に改善傾向を示している。
業種別では、月ごとに変動が大きい自動車・同部品とガソリン販売を除くと、オンライン小売が2.2%増(前月は1%減)と、最も高い伸びとなった。次いで、どのカテゴリーにも入らない「その他小売」が1.4%増(同2.3%減)、家具・生活用品も1.4%増(同0.6%減)、外食(レストラン・バー)は1%増(同0.9%増)、スポーツ用品・趣味・楽曲・書籍は0.8%増(同0.4%増)となった。このほか、電子機器・家電は0.4%増(同1.6%減)、グローサリーストア(食品雑貨店)を含む食品・飲料水販売も0.4%増(同1%増)となっている。
対照的に、ホームセンターなど建築資材・園芸は0.9%減(同0.2%減)と、最も低い伸びとなった。次いで、アパレルの0.4%減(同1.1%減)、百貨店やスーパーなどの量販店を含む一般小売販売の0.2%減(同0.2%増)、ヘルス(薬局・美容)の0.1%減(同0.8%減)となっている。
一方、自動車・同部品を見ると、前月比0.8%増(前月は3%減)と、増加に転じ、4月(1.8%増)以来の高い伸びとなった。新車の在庫不足が続いており、数値が変動しやすくなっている。自動車・同部品だけを除いた小売売上高は同1.0%増(同0.6%増)と、市場予想(0.6%増)を上回り、自動車・同部品が全体の伸びを下支えしている。自動車販売は小売全体の約20%を占める。
ガソリンスタンドは同3.6%増と、5月の同5.6%増からさらに伸びた。この結果、ガソリンスタンドを除いた小売売上高は同0.7%増(5月は0.7%減)となった。自動車・同部品とガソリンを除いた小売売上高は同0.7%増(同0.1%減)だった。
ガソリンスタンドと自動車・同部品に加え、建築資材や飲食レストランを除いた、いわゆる“コア小売売上高”(コントロール・グループ)は前月比0.8%増と、1月以来5カ月ぶりの高い伸びとなった。この結果、7月28日発表予定の4−6月期GDP(国内総生産)の約7割を占める個人消費を押し上げる。コア小売売上高はGDPを構成する個人消費支出の財支出に組み込まれる重要な指標だ。
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提供:モーニングスター社




