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米4月住宅着工件数、前月比0.2%減の172.4万戸―2カ月連続減少、市場予想下回る
2022-05-19 09:38:00.0
<チェックポイント>
●一戸建て着工件数、前月比7.3%減―住宅ローン金利上昇が影響
●許可件数、前月比3.2%減―うち一戸建ては前月比4.6%減
●一戸建て完成住宅件数、前月比4.9%減
米商務省が18日発表した4月住宅着工件数(季節調整値)は年率換算で前月比0.2%減の172万4000戸と、3月の同2.8%減(改定前は0.3%増)に続いて2カ月連続で減少し、市場予想の176万5000戸を下回った。1月の166万6000戸以来、3カ月ぶりの低水準。前年比は14.6%増だった。
着工件数の内訳は、主力の一戸建てが前月比7.3%減の110万戸と、2カ月連続で減少し、21年10月の107万9000戸以来6カ月ぶりの低水準に。住宅ローン金利の上昇(12日時点で09年以来13年ぶり高水準の年率5.3%)が影響した。
月ごとに変動が激しいアパート(5世帯以上)の着工件数は、同16.8%増の61万2000戸と、86年4月の65万6000戸以来36年ぶりの高水準となった。市場では住宅ローン金利上昇による住宅購入者のアフォーダビリティ(住宅取得能力)が低下し、一戸建てからアパートに関心が移り始めたことや、建築業者も需要が大きい賃貸アパートの建設に走り始めたと見ている。
地域別の着工件数は、北東部が前月比23.2%減(うち、一戸建ては同4.8%減)、中西部も同22.0%減(同13.6%減)と、急減。その一方で、全体の約6割を占める主力の南部は同10.6%増(同9.9%減)、南部に次いで大きい西部も同3.3%増(同1.4%増)と増加した。
一戸建てのバックログ(建築許可が下りたあと、未着工となっている件数)は、前月比0.7%増の15万3000戸と、4カ月連続で増加。アパートを含めた全体のバックログも同0.7%増の28万8000戸となり、市場では、建築業者は労働者不足やサプライチェーンのボトルネック(制約による品不足)、資材高騰を受け、着工が遅れていると見ている。
一方、先行指標である住宅建築許可件数は前月比3.2%減の181万9000戸と、3カ月ぶりに減少に転じ、市場予想(182万戸)を下回った。市場では、住宅購入者のアフォーダビリティが低下していることに加え、建築業者が人件費や資材価格の高騰を受けて着工を遅らせていると見ている。一戸建ては同4.6%減の111万戸と、2カ月連続の減少。アパート(5世帯以上)も同0.6%減の65万6000戸と、減少に転じた。全体の前年比は3.1%増だった。
一戸建ての地域別許可件数は、北東部が前月比6.1%減(前年比13.9%減)の6万2000戸、中西部も同7.0%減(同14.2%減)の13万3000戸、西部も同11.3%減(同6.5%減)の24万4000戸、主力の南部も同1.2%減(同1.1%増)の67万1000戸と、軒並み減少した。
一戸建ての完成住宅件数は、前月比4.9%減の100万1000戸と、2カ月連続で減少し、1月の92万1000戸以来3カ月ぶりの低水準となった。アパート(5世帯以上)も同6.6%減の28万1000戸となり、全体では同5.1%減の129万5000戸と2カ月連続で減少した。
<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社




