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金融・経済ニュース

米4月小売売上高、前月比0.9%増―4カ月連続増加で市場予想と一致

2022-05-18 09:35:00.0

<チェックポイント>

●ガソリン販売が急減―ガソリン以外の消費はおおむね堅調

●自動車・同部品やオンライン販売、外食が好調

●コア小売売上高は前月比1.0%増

 米商務省が17日発表した4月の小売売上高(季節・営業日調整後)は前月比0.9%増の6777億ドルとなり、大幅に上方改定された3月の1.4%増(改定前0.5%増)からさらに伸び、4カ月連続で増加。市場予想と一致した。前年比は8.2%増と、3月の7.3%増を上回り、賃金上昇や高水準の貯蓄に支えられた格好だ。

 インフレ加速による景気後退懸念が高まっているにもかかわらず、消費は依然堅調を維持。伸びが前月に比べ鈍化したのは、3月に大幅増となったガソリンの販売価格が1カ月間に下落し、減少に転じたためとみられる。

 市場では、インフレ加速で消費者の買い控えが強まる可能性や、FRB(米連邦準備制度理事会)の追加利上げにより、景気の先行きは鈍化するとみているが、今回の小売売上高を見る限り、目先のリセッション(景気後退)懸念は遠退き、ソフトランディング(緩やかな調整)になると見ている。

 全13業種のうち、前月比で増加した業種数は9(3月は11)、一方、減少した業種は4(同2)だった。業種別では月ごとに変動が大きい自動車・同部品とガソリン販売を除くと、どのカテゴリーにも入らない「その他小売」が4.0%増(3月は2.4%増)と、最も高い伸びとなった。次いで、オンライン小売が2.1%増(同0.4%増)、外食(レストラン・バー)も2.0%増(同1.9%増)、電子機器・家電は1.0%増(同2.7%増)。

 このほか、アパレルは0.8%増(同2.0%増)、家具・生活用品は0.7%増(同0.1%減)、ヘルス(薬局・美容)は0.7%増(同0.9%増)、百貨店やスーパーなどの量販店を含む一般小売販売が0.2%増(同2.1%増)となっている。

 対照的に、スポーツ用品・趣味・楽曲・書籍は0.5%減(同0.6%増)、グローサリーストア(食品雑貨店)を含む食品・飲料水販売は0.2%減(同0.8%増)、ホームセンターなど建築資材・園芸は0.1%減(同0.7%増)となった。

 一方、月ごとに変動が大きい自動車・同部品を見ると、季節調整後で前月比2.2%増(3月は1.6%減)と増加に転じた。また、自動車・同部品だけを除いた小売売上高は同0.6%増(同2.1%増)となり、市場予想の0.3%増を上回った。自動車販売は小売全体の約20%を占める。

 ガソリンスタンドは同2.7%減と、3月の同9.6%増から3カ月ぶりに伸びが急減速した。この結果、ガソリンスタンドを除いた小売売上高は同1.3%増(3月は0.6%増)となり、家計がガソリン以外の他の消費にお金を回したかが分かる。また、自動車・同部品とガソリンを除いた小売売上高は同1.0%増(同1.2%増)となった。

 ガソリンスタンドと自動車・同部品に加え、建築資材や飲食レストランを除いた、いわゆる“コア小売売上高”(コントロール・グループ)は前月比1.0%増となった。

<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社